「うちのイチオシ!」
このコーナーでは、お店や施設の「イチオシ!」のモノ、人、場所、こだわりなどのお話をお伺いしていきます。
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今回、訪問させていただいたのは泰明小学校のすぐそばにある「銀座柳画廊」さん。
お話をお伺いさせていただいたのは、銀座柳画廊 副社長 野呂洋子さんです。
銀座柳画廊さんは、「日本中のすべての家庭に絵画を!」というポリシーの元、お客様に美術を通して豊かな気持ちになっていただきたい、また、銀座の街を元気にしよう、銀座を世界的に面白くしようと、美術を通して画廊からパワーと情報を発信しているとてもアクティブな画廊さんです。
⇒銀座柳画廊さんの「うちのイチオシ!」を教えていただけますか。
「うちのイチオシ!」は、作家の岡野博先生作品です。
柳画廊創業当時から一貫して応援している作家さんになります。
⇒岡野先生の作品はどのようなものになりますか?
岡野先生は、主に心象風景を作品にしています。心象風景とは、半抽象的、半具像的に描かれている風景のことです。
岡野先生の作品はペインティングナイフで描かれているので独特のタッチが特徴的で、色彩もとても鮮やです。豊富な色彩で描かれているのが印象的ですね。
先生の作品は、見ているだけで心が癒され、心地よくなる、そんなパワーを持っていると思います。
画廊には、先生の作品を常設していますので、いつでもご覧いただけます。
大きさも100号の大作から、6号などの小さめのサイズ、さらにパステルの作品もあり、お値段も様々ですので、ぜひ一度作品に会いに来てください。
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訪問させていただいた時に展示されていた岡野先生の作品は、小さな「鳥」が印象的でした。岡野先生は、「鳥」や「馬」や「羊」などの生き物を描く事も多いそうで、もしかして自分を重ねているのかも?とのことでした。この時は、作品の多くに「鳥」が描かれ、大きな空を飛んでいるその「鳥」からパワーをもらえそうな…
そんな印象を受けました。
⇒絵画を選ぶ時って悩んでしまいそうですが、野呂さんのおススメする良い絵ってどんな絵ですか?
う~ん、難しい質問ですが、やはり何年も付き合っていて飽きない絵が良い絵と言えるのではないでしょうか。
見れば見るほどどんどん好きになるような・・・・
例えば、家に帰ってきてホッと安らぐようなものであれば、ずっと付き合っていけますよね?一緒に生活していて心地が良いものをおススメしています。逆に、びっくりするような、驚くような刺激的な絵は、緊張感を持たなくてはいけない場所、例えばオフィスなどには良いと思います。絵を見てモチベーションがあがりますから。
なので、飾る場所によって、保ちたい気分によって選ぶと良いと思います。絵も家具を選ぶのと同じような感覚で選んでみるのも楽しいと思いますよ。
あとは、絵は恋愛みたいなものですかね(笑)ピンときたものが運命かも!
私たちは、「日本中のすべての家庭に絵画を!」というポリシーを持って、お客様をお迎えしています。いつでもお話をお伺いさせていただき、こういったイメージのものが欲しいというものがありましたら、ご提案もさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
そして美術を通して豊かな気持ちになっていただきたいなと思ってます。
⇒野呂さんは銀座で働いていらいしゃいますが、銀座に対して、何かこだわりというのはありますか?
柳画廊は、銀座の中で最も情報発信の多い画廊でありたいと常々思っています。美術教育と街づくりという観点で、美術ファンを増やす活動に力をいれています。そしてそれがお客様を増やす活動につながっていくと期待しています。
その一環として、月に2回「画廊めぐり」を実施しています。
⇒画廊めぐりってどのようなものですか?
画廊めぐりは、銀座の画廊5,6軒を巡るツアーです。敷居が高いと云われる銀座の画廊を私がご説明をさせていただきながら、皆さんと一緒に巡っていきます。「画廊めぐり
は、毎回ランチ付きで実施しています。
⇒ランチ付なのですか?
やはり銀座に来ていただいているからには、画廊だけというより銀座の街を楽しんでほしいと思い、ランチ付きにしています。画廊で働いている人は、食いしん坊な人が多いから美味しいレストランを紹介できると思いますよ(笑)
リピーターさんもいますし、初めて来られる方もいらっしゃいます。どなたでも気軽にご参加いただけるので、沢山の方に参加していただきたいですね。銀座を楽しみ、銀座の新しい発見につながれば嬉しいですね。
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銀座柳画廊さんは、泰明小学校の生徒向けの画廊めぐりも行っているそうです。教育資源としての美術、美術品鑑賞をもっと社会に普及させ、美術ファンを増やすのが野呂さんの目標だそうです。
⇒「銀座」を訪れる方にひと言お願いします!
こんなに画廊が沢山ある都市は世界でも稀です。ニューヨークでもロンドンでもパリでもない、「銀座」はやはり世界最高のステージだと思います。そんな最高のステージで、一流のものを提供する緊張感を持って仕事をしていきたいと常々思っています。
ショッピングの街というイメージが強いと思いますが、「文化の街 銀座」として銀座の街も盛り上げていければと思います。
ぜひ、画廊や劇場などもレパートリーに加えていただき、自分なりの銀座の楽しみ方を見つけ、銀座の奥深さを知っていただきたいと思います。
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美術を通して、心を豊かに、街を元気に、そして銀座からパワーを世界に!
そんな熱い思いが伝わってきました。また、東日本大震災の被災地にもボランティアで訪問し、現地の方々とお話をしてきた中で、やはり芸術、美術の必要性を実感したそうです。美術のパワーを届けたいと力強くお話してくださいました。
画廊はちょっと敷居が高いかも・・・と思っている方も、ぜひ一度「画廊めぐり」に参加して、野呂さんの解説を聞きながら美術を楽しんでみてくださいね。
ココシル情報
画廊めぐりは、月に2回開催。ぜひ参加してみて!!
1月は、下記の2回。
1/17(木)12:00-15:00
1/25(土)12:00-15:00
※定員8名ほど すべてランチ付き 各¥3,000
詳細、申込みは、こちら。http://www.yanagi.com/index.shtml