シャネル・ネクサス・ホールにて、イタリア人写真家夫妻による、知識の伝承をテーマとした写真展を開催いたします。
■シャネル・ネクサス・ホール
開催期間 2016年9月2日（金）～9月30日（金） 12:00～20:00 （入場無料・無休）
会場 シャネル・ネクサス・ホール （中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4Ｆ）
■伊勢丹新宿店
開催期間 2016年9月2日(金）～9月22日（木・祝） 10:30～20:00 （入場無料）
会場 伊勢丹新宿店本館4階=センターパーク （新宿区新宿3-14-1）
■参加作家
ティツィアーナ & ジャンニ バルディッツォーネ
■主催
シャネル株式会社
我々が捉えたかったのは、伝統の技そのものではなく、それを伝える人の姿なのです。
イタリア出身の写真家ティツィアーナとジャンニ バルディッツォーネ夫妻は、2010年より5年以上にわたり、知識の伝承をテーマとした写真プロジェクトに取り組んできました。ヨーロッパからアジア、アフリカの各地へと旅をするなか、夫妻は40種類を超える分野にわたり、100人以上の師弟に出会います。その関係性を深く探り、知識が伝えられていく過程で見られる感情や、創造への感動、個々の関係、こうした交流から絆が芽生えていく様子などを、細かい表情の変化や動きの中にとらえ、写真におさめています。
それぞれの写真は唯一無二でありながら、知識伝承という行為にある共通の不変性を鮮やかに描き出しており、伝統と革新、世代を超えた交流、文化的な多様性、遺産の保護など、見るものにさまざまな広がりを持って、思いめぐらすきっかけを与えてくれます。
人類の文化的多様性の原動力となる、無形の文化と有形の技術を体現する人々の姿が写し出された作品の数々を展示いたします。
ティツィアーナ&ジャンニ バルディッツォーネ 写真家
Tiziana and Gianni Baldizzone Photographers
イタリア出身の写真家夫妻。1977年、マダガスカルでの出会いより共同で作品を製作。人を中心とした撮影アプローチは、被写体との親密さの追求と「他者」との関係に影響を受けたもので、共有と理解を大切にする倫理観を出発点としている。日々の暮らし、文化的多様性、環境に焦点をあてた写真集を世界各地で出版、ヨーロッパ、アメリカを中心に展覧会を開催している。
インドの先住部族をテーマにした撮影（1985-1991）以降、長期のプロジェクトに取り組むようになる。サハラ、シベリア、アジア各地の砂漠、雪原、草原に暮らす遊牧民をテーマにした写真集および巡回展『Nomad Spirit』（2005-2010）、最新の連作写真『Transmissions』（2010-2016）などがある。イタリアとパリを行き来しながら制作に取り組んでいる。
www.baldizzone.com
タイトル： Man and material 人物名： Ula Shwe（陶芸家）撮影地： ミャンマー 2011
© Tiziana and Gianni Baldizzone
タイトル： Silent understanding 人物名： Sherif Khan Gurukkal and Monika Peconek（インドの武術「カラリパヤット」の師弟）撮影地： インド 2012 © Tiziana and Gianni Baldizzone
タイトル： Indigo palette 人物名： Aboubakar Fofana（書道家・藍染職人）撮影地： マリ 2011
© Tiziana and Gianni Baldizzone
タイトル： Mother to daughter 人物名： Severina Lartigue（シルクフラワー アーティスト）とその娘
撮影地： フランス 2015 © Tiziana and Gianni Baldizzone
タイトル： End and start 人物名： Ogdovn and Bymbaasuren（モンゴルの遊牧民族）
撮影地： モンゴル 2011 © Tiziana and Gianni Baldizzone
シャネル・ネクサス・ホールについて
シャネル・ネクサス・ホールは、2004年12月シャネル銀座ビルディングのオープンとともに活動をスタートいたしました。以来、芸術を愛し、支援したガブリエル シャネルの精神を受け継ぎ、若手音楽家によるコンサートや展覧会等、シャネルならではのユニークな企画を開催しています。
最新情報および過去のイベントに関する詳細は、ウェブサイトに掲載しています。
シャネル銀座ウェブサイト www.chanel-ginza.com
