【東京メトロ】銀座線の5駅をリニューアルしました！

東洋初の地下鉄として東京の街をつないできた歴史を大切にしながら、先端の機能やサービスを取り入れ発信する路線として、【伝統×先端の融合】を路線コンセプトとし、銀座線全線のリニューアルを実施しています。銀座線リニューアルにおいては、お客様が安心して地下鉄をご利用頂けるようホームドアの整備やバリアフリー設備の整備など、駅機能の向上を図っています。

銀座に漂う「上品さ、優雅さ、高級感」を感じられるように、明るさや洗練さを併せ持った空間を演出しています。

銀座線のホーム側壁には、一面に古き良き銀座の街並みのイメージを描きます。電車を待ちながら移ろいゆく銀座の歴史を感じていただくことで、銀座に訪れる多様な人々と街を、世代・国・地域を越えてつなぐ役割を果たします。

江戸時代、１６０３年に木造太鼓橋で建造された日本橋。橋は幾度かの改修や改架で姿を変えましたが、今でも街のシンボルとして存在感を放っています。その日本橋のある街の駅として、江戸時代から続く日本橋の歴史を伝え、にぎわいと活気が感じられる空間を演出します。

壁面のアーチや、壁天井の木調の仕上げが、かつての江戸の日本橋を表現しています。また間接照明から降り注ぐ柔らかな光が空間に温かみをもたらします。

歴史的建造物や美術骨董品のギャラリーが残る近代的な街、歴史と近代が共生する街のイメージを表現しています。東京のガス灯発祥の地であることにフォーカスし、柱のデザインモチーフとしました。ガス灯をイメージしたやわらかな灯りが、温もりのある落ち着いた空間を演出します。

ガス灯をモチーフとした柱が改札口の存在感を際立たせ、視認性を高めます。また、柱内から漏れる灯りは時間帯で変化し、一日を通して様々な表情をみせます。

銀杏並木、多くの自然に囲まれた競技場など有名な観光スポットを有する外苑前駅は「スポーツの杜」をテーマとし、駅全体に”神宮外苑に集う人々の中に、爽やかさを感じる”デザインを取り入れています。

艶のある明るい天井にトラックをモチーフとした天井のラインを施すことで、スポーツの軽やかさを演出します。垂直に伸びる柱の半鏡面スリットは、行き交う人々を映し出し、空間に彩りを添えます。

かつて徳川家康の重臣、青山家の大名屋敷があった青山一丁目には、現在青山家跡地の一部に青山霊園の桜並木が作られ、春になると落ち着いた雰囲気の中で美しく咲き誇る桜を楽しむことができます。その桜並木の要素を抽出し、気品ある街並みをモチーフとしたデザインを取り入れることで、優雅さが感じられる空間を演出します。

床はタイルの組み合わせによって、石畳を表現しました。柱は、桜の木肌を模した艶があるデザインとしました。