日曜日の12時すこし前くらいの時間に、地下鉄有楽町の駅から、数寄屋橋の方へ向かって、地下街を歩いていた。「有楽町イトシア」や「有楽町マルイ」の下あたりの空間である。お昼なのに人影はまばら。あたりに全く人がいない瞬間が、なんども訪れる。
地上に出て、西銀座デパートのあたりに行くと、たくさんの人が長蛇の行列をつくっている。数寄屋橋の交番の前には、先ほどの地下街の光景が嘘のように思えるほどひとがいる。
この宝くじ売り場(西銀座チャンスセンター)は、日本で一番多くの年末ジャンボ1等が出ているという評判から、全国の宝くじファンがやってくるそうで(じつは、散歩者も並んだことがあります)、窓口にたどり着くまでに一時間ということも。
この二枚の写真は、同じ時間、同じ場所の、人がたくさんいるところと、誰もいないところである。