銀座で美術のムーヴメントが起ころうとしている。 全国より美術教育従事者が集まる「第 10 回美術による学び研究会 東京大会」が、2015 年 9 月 21 日(月)より 3 日間かけて国立オリンピック記念青少年総合センターと中央区立泰明小 学校で行われる。それに向けて動き出した今回の「銀座プロジェクト」。その内容とは、銀座の 画廊からより多くの美術教育の機会を提案する、というある種、社会に向けての実験的な取り組 みとなっている。そのコンセプトに共感した銀座の画廊が参画し、それぞれがどのような学びの 場を提供できるか紹介する。
「画廊を学びの場に」一例
♦ 彫刻家による「日常生活の一部を木で彫ってみるワークショップ(例:スプーンなど)」
♦ 画廊による「富士山くらべ:浮世絵で見る富士山」
♦ 洋画家による「ペインティングナイフを使った絵画制作体験」
♦ 彫刻家による「消しゴム印彫刻ワークショップ」
<9 月 23 日(水) 10:00~ 銀座プロジェクトメンバー&美術による学び研究会 講演>
会場:中央区立泰明小学校
東京都中央区銀座 5-1-13
内容:
1.美術作品を実際に前にしての グループディスカッション
2.銀座で長年、美術流通に従事 してきた銀座の画廊と美術教 育の結びつきについて
3.美術を通してどのような資質、 能力を育てるのか、これから の美術教育のありかたを考え る。
「みんなで語ろう」
進行:野呂洋子(銀座柳画廊 副社長)
山本豊津(東京画廊 代表取締役社長)
大杉健(前文化庁長官)
近藤誠一(府中市立若松小学校教諭)
上野行一(美術による学び研究会 代表)
提言『今こそ美術と文化の教育を』近藤誠一