銀座デジカメ散歩−35「電話ボックスが懐かしい」

この電話ボックスは、数寄屋橋交差点の交番の側にある。桜が咲いている時期だと、全く目立たない。



1890年(明治23年)、東京と横浜に電話局が設置され日本での電話業務が開始された。電話ボックスは20世紀の最初の年、京橋に設置された。受話器を持ち上げると、まず、交換手が出る。相手の名前を告げて、繋いでもらう。通話料金は、市内なら1通話5分で15銭と定められていた。15銭あると、最低限の生活はできたそうだから相当高い。利用者が伸びないので、まもなく5銭に値下げされた。

そして113年が経った。

今、電話は手のひらの中にある。

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