Open MUJI Tokyo(東京都:無印良品 有楽町内)では、2016年4月8日(金)~2016年5月29日(日)まで、「『日本の布ができるまで』展」を開催致します。
私たちの毎日の暮らしに欠かせない布。日本では縄文時代にはじまりました。普及とともに日本独自の着物文化が発達し、織りや染め、意匠など産地ごとの特徴や、個々の職人技で布文化は花開きます。古くは天然素材を用い、現在では多様な化学繊維が開発され、用途も表現も広がって、今では世界中から日本の布に注目が集まる一方、生産の現場では、国際的な価格競争や後継者の問題等、布づくりを取り巻く現実は厳しいものとなりました。
身近でありながら私たちの財産である日本の布は、その多様な産地や種類、性質、その構造や仕組みなどはあまり知られていません。
本展では、一枚一枚の布に秘められた物語をひもとき、その魅力の源泉をご紹介します。日本の布づくりに携わる人たちとみなさんをつなぎ、未来に続くものづくり、感じのよい暮らしを一緒に考えたいと思います。職人やその道具から見えてくる、日本のものづくりをご紹介します。
【関連イベント】
トークイベント「日本の布・時代を超えた伝統」
無印良品ファブリックスのデザインアドバイザーである須藤玲子さんをお招きし、2012年より日本各地の染織産地を巡り出会った布づくりにまつわるトークイベント「日本の布・時代を超えた伝統」を開催致します。
開催日:2016年4月15日(金) 開催時間:19:00~20:30(受付は開始の30分前から)
定員:60名 参加費:無料(要事前予約)
登壇者:須藤玲子(テキスタイルデザイナー)、伊東史子(デザインマネジメント)
須藤玲子(テキスタイルデザイナー)
茨城県石岡市生まれ。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科デキスタイル研究室助手を経て、株式会社「布」の設立に参加。現在取締役デザインディレクター。東京造形大学教授。毎日デザイン賞、ロスコー賞,JID部門賞他、受賞。英国UCA芸術大学より名誉修士号授与。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術までを駆使し、新しいデキスタイルづくりをおこなう。作品は国内外で高い評価を得ており、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ビクトリア&アルバート美術館、東京国立近代美術館工芸館他、多くの美術館に収蔵されている。
伊東史子(デザインマネジメント)
上智大学文学部社会学科卒業。東京大学大学院情報学環修士課程修了。 出版社編集部勤務後、クラマタデザイン事務所、イタリア、ソットサス アソシエイツ日本代理人を勤め、渡伊。彫金専門学校を卒業し、フィレンツェでジュエリー職人として活動。帰国後、パークス(デザインマネジメント)を設立。またジュエリー製作を行う(鮎桃:http://www.ayumomo.paxlux.net)著書に『フィレンツェでジュエリー職人になる』(世界文化社)翻訳書『ジャスパー・モリソンのデザイン』(ADP出版)
ワークショップ「ハギレでつくる鯉のぼり」
「日本の布ができるまで」連動企画「Found MUJI日本の布2」でつくられた布のハギレと、無印良品の寝装カバーのハギレを使って、オリジナルの鯉のぼりをつくるワークショップを開催します。様々な種類のハギレから、お好きな柄と色を選び、パッチワークの鯉のぼりをつくります。親子で揃ってご参加ください。
開催日:2016年4月17日(日)
開催時間:①11:00~12:00 ②13:00~14:00 ③15:00~16:00 (受付は開始の15分前から)
定員:各回8名 参加費:無料(要事前予約)
※10歳以下のお子様は保護者同伴でご参加ください。また、親子で1名としてお申し込みください。
登壇者:伊藤文(株式会社 布)
トークイベント「布がうまれる現場」
本企画でご紹介する染織産地の中からつくり手をお招きし、布づくりにまつわるトークイベント「布がうまれる現場」を開催致します。
開催日:2016年5月11日(水)開催時間:19:00~20:30(受付は開始の30分前から)
定員:60名 参加費:無料(要事前予約)
開催場所:無印良品 有楽町 2F Open MUJI Tokyo
詳しくはOpen MUJI Tokyo公式サイトをご覧ください。
Open MUJI Tokyo公式Webサイト|http://www.muji.com/jp/events/tokyo/
【基本情報】
会場|無印良品 有楽町 2F Open MUJI Tokyo
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品 有楽町2F
会期|2016年4月8日(金)- 5月29日(日)(全51日間)
開場時間|10:00-21:00(入場無料)
お問い合わせ|http://www.muji.com/jp/events/tokyo/
主催|無印良品
企画・運営|生活雑貨部企画デザイン室・無印良品 有楽町 Open MUJI Tokyo
協力|株式会社 布