近畿大学ブランド食材の新メニュー3種を発売 「近大産シロギス」や「近大おいし鴨」を使用!

近畿大学(大阪府東大阪市)は、平成28年(2016年)7月1日(金)から、大阪・梅田と東京・銀座に出店している養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」にて、本学の研究成果である養殖魚「シロギス」および近畿大学附属農場[生石(おいし)農場]で丹精込めて育てた「近大おいし鴨」を使用した新メニューの提供を開始しました。


【本件のポイント】
● 近畿大学水産研究所が新たに完全養殖に成功した「シロギス」を初めて提供
● 本学附属農場で丹精を込めて育てた「おいし鴨」を使った鉄板焼きやサラダも提供
● 養殖魚だけでない近大ブランド商品を食材として提供し、一般の方に研究成果を還元
 



【本件の概要】
■メニュー:
近大産シロギスと夏野菜の天麩羅 850円(税抜)
※上記メニューのみ大阪店10食、銀座店5食の限定販売。8月中旬頃までを予定
近大おいし鴨 ロース肉の鉄板焼き 1,300円(税抜)
近大おいし鴨 もも肉と玉葱のサラダ~実がたっぷりドレッシング~ 950円(税抜)
■日  時
平成28年(2016年)7月1日(金)から提供開始 ※ディナータイムのみ提供
[ディナータイム]17:00~23:00(L.O.22:00)
■場  所:
養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み近畿大学水産研究所」
大阪店(大阪市北区グランフロント大阪内)、銀座店(東京都中央区銀座)
WEBページ:http://kindaifish.com/index.html
 

【シロギスについて】
シロギスは、北海道南部から九州、朝鮮半島、黄海、 台湾、フィリピンと生息範囲が広く、水深20mまでの綺麗な砂底付近に生息する浅海性の魚で、主にゴカイ、イソメなどの多毛類やエビ・カニなどの甲殻類を食べています。産卵期は初夏から秋口で、雌雄ともに1年で成熟し、その後、雌は産卵をはじめます。寿命は最低でも4年で、大きさは30cmにも達します。釣りの対象として人気が高い魚で、30cmを超えるものは尺ギスと呼ばれ、釣り人の憧れとなっています。

近畿大学は、昭和50年(1975年)に世界で初めてシロギスの種苗生産に成功し、平成27年(2015年)には完全養殖にも成功しています。
 
■シロギスこぼれ話
今回提供するシロギスの元々の親魚は、平成25年(2013年)に本学水産研究所白浜実験場で修士論文の作成をしていた本学農学研究科(大学院)水産学専攻の大学院生が偶然釣ってきた3匹のシロギスです。釣りが趣味であった彼は、釣ってきた3匹のシロギスを実験室の水槽でペットのように飼っていました。ところが、そのシロギスが卵を産んでいることに気づき、実験場の技術職員がその卵から稚魚の生産を始めました。その後、毎年稚魚の生産を行い、今回、昨年初夏に孵化し1年かけて出荷サイズに成長した3世代目を店舗にて提供することになりました。
 
■養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」調理長 植田克己コメント
シロギスは脂っぽさがなく、あっさりとした甘さを感じられる上品な味の魚で、一回り大型のアオギスよりも身が柔らかく、より繊細な味が特徴です。初夏から夏にかけて旬を迎える魚で、夏の魚料理には欠かせません。天ぷらにすると、口当たりが非常に良く、いくら食べてもお腹がもたれることがありません。一般の方にも是非、この美味しいシロギスを味わっていただきたいです。
 

【「近大おいし鴨」について】
和歌山県生石高原にある近畿大学附属農場(生石農場)では、昼夜の寒暖差が大きい山地特有の気候を生かして昭和58年(1983年)から合鴨(チェリバレー種)を飼育しており、これを「近大おいし鴨」として販売しています。飼育にあたっては、飼育舎の温度や給餌の細かい管理を徹底するほか、天然の湧き水を与えたり、一羽あたりの飼育面積を広くするなど、鴨へのストレスを減らす工夫をしています。その結果、合鴨本来の風味を残しながらも、クセのない味と食感を実現しました。濃い色の赤身とピンクがかった白色の脂身も美しく、食べやすく美味しい鴨肉として高く評価されています。

「近大おいし鴨」は、和歌山県有田川町の宿泊施設やレストランにて、「鴨なんばん」や「鴨丼」としてお召し上がりいただけるほか、有田川町の「ファーマーズマーケットどんどん広場」や和歌山市の合鴨料理専門店などへの販売も行っています。
関連URL:http://www.kindai.ac.jp/


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