2017年度3月例会 一人一道 ~文化から学ぶ和の心~

私ども公益社団法人東京青年会議所は、2020年オリンピック開催都市となった東京が、未来永劫名実ともに世界に誇れる国際都市であり続けるべく、この度、東京から「真の国際人」たる人材を輩出し続けることを究極の目的として、下記の事業を開催する運びとなりました。
 
私どもは、「真の国際人」であるためには、少なくとも異文化を理解しようとし、日本の文化を理解してもらおうとする気持ちを有していることが必要であると考えています。そして、このような気持ちを維持し実行に移していくにあたっては、「己の文化を知り他との異同を認識する力」(インプット)、これを前提として「対外的に発信し交流する力」(アウトプット)の双方が不可欠であると認識しています。しかしながら、残念なことに、現状、殆どの日本人が、これらの能力を育てる環境に恵まれていないであろうと推察されます。
 
そこで、「己の文化を知り他との異同を認識する力」を自ら育くむための指針を示し、その意識を促すことで、「対外的に発信し交流する力」の基礎力を蓄えることのできる人材を増やすことを目的としています。
 
講演の前に、茶道体験を行います。茶道部員によるお手間パフォーマンスと茶道体験を行います。
 
第一部では、裏千家の千宗室氏による日本の文化について講演をしてもらいます。茶道からの日本の文化、感謝する心、思いやりなど自国の文化を深く知っていただければと思います。
 
第二部では、日本滞在歴40年以上のサンマリノ共和国大使のマンリオ・カデロ氏による海外から見た日本の文化について語ってもらいます。海外からみて日本がどのようにみられているのか客観的に講演してもらいます。
 
第三部では、パックンマックンのパトリック・ハーラン氏、マンリオ・カデロ氏、当団体理事長の波多野麻美によるクロストークで日本と海外の文化を比較するクロストークを行います。日本の大学で教員も務めるパトリック・ハーラン氏×大使ンリオ・カデロ氏×世界の諸会議を仕切る波多野麻美理事長によるクロストークを行います。
 
本事業をきっかけとして、将来にわたって、東京を世界に誇れる国際都市に押し上げる基盤を作って参りたいと考えておりますので、是非ご参加のほどよろしくお願い申し上げます。


<開催概要>



1. 日時・場所
平成29年3月16日(木)  17時30分 開場 19時00分 開会 20時55分 閉会
有楽町朝日ホール (東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F TEL: 03-3284-0131)
 
2. 参加予定者数
約500名 参加費無料
 
3. 企画内容

◆オープニング
一般来場者、入会候補者に向けて、東京JCがどのような志を持って活動を行っているかをわかりやすくオープニングムービーで表現します。革新と伝統の両極的なコントラストが際立つ日本の文化や精神性を反映した動画を放映する予定です。

◆第1部 講演
茶道の原点や歴史、作法などを通じて、日本の「文化」や、「感謝する心」「思いやり」など日本人の精神性がどのようなものであるかご講演頂く。日本を代表する文化の一つである茶道を通じて、国際化が進み価値観が多様化している現代にとって、自国の文化を深く学ぶことの意味や必要性を考える機会とします。
・ 講演者:茶道裏千家家元 千宗室 氏

◆第2部 講演
日本の文化、精神性は世界とどのように異なるのか、日本が世界で求められている役割は何なのか、日本に詳しい外国人の視点で日本がどのように見られているのか客観的な見識を得られようものとします。
・ 講演者:サンマリノ共和国駐日特命全権大使 マンリオ・カデロ 氏

◆第3部 クロストーク
日本文化と海外文化を比較し、背景にある歴史や精神性についてそれぞれの視点からクロストークすることで、和の心の本質を見出す機会とする。登壇者:
・ サンマリノ共和国駐日特命全権大使 マンリオ・カデロ 氏
・ パトリック・ハーラン 氏
・ 公益社団法人東京青年会議所 理事長 波多野 麻美


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