銀座ミキモト本店では、中国を代表する切り紙作家、庫淑蘭(クー・シューラン)の作品展『花珠爛漫 中国・庫淑蘭の切り絵宇宙』を開催中。
中国で“剪紙(せんし)”と呼ばれる切り紙は、古来より農村でのお祭りや、季節ごとの屋内の飾りとして用いられており、五穀豊穣を祈る民間芸術のひとつ。
庫淑蘭(1920~2004年)という農家の一主婦によってつくられた作品のうち、日本で初公開となる作品約30点を展示。伝統的な剪紙の枠を超えた、これまでにない斬新でエネルギーに満ち溢れた色鮮やかでスケールの大きなもの作品だ。
四季折々の生活、子ども、動物といった身近なものから、神話性や宇宙性を秘めた女神像、生命樹などがモチーフで、切り紙の上に更に切り紙を思うままに重ねていく独特な技法で、重なり合う豊かな色彩の交響が生命の歓びを庫淑蘭独特の大画面、ダイナミックな構図で表現している。
『花珠爛漫 中国・庫淑蘭の切り絵宇宙』展
開催場所:ミキモト本店6F ミキモトホール
期間:8月1日(木)〜9月17日(火)※8月28日(水)は休館
開催時間:11:00〜19:00 ※9月2日(月)のみ11:00〜16:00
入場料:無料
詳細:http://www.mikimoto.com/jp/about-us/news/130530/02.htm