《ヴェロニカ》1945年頃、油彩、ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館蔵、Photo © Centre Pompidou, MNAM-CCI, Dist.RMN-Grand Palais /image Centre Pompidou,MNAM-CCI / distributed by AMF
パナソニック 汐留ミュージアムでは、2018年9月29日(土)~12月9日(日)の期間、「開館15周年 特別展 ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」を開催します。
20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー。本展は、ルオーの画業の軸である聖なる芸術に焦点をあて、画家が目指した美しい愛のかたちを紹介します。パナソニック 汐留ミュージアム開館15周年、ルオーの没後60年を記念する特別展です。
敬虔なキリスト教徒だったルオーは、生涯にわたって「受難」や「キリスト像」などの宗教主題を数多く描きました。そうした主題を通して、人間の苦悩、あるいは慈愛や赦しを表現したルオーの聖なる芸術は、文化の違いや国境を超えて今なお多くの人々を惹きつけてやみません。画題が伝統的である一方、色彩や形体、そしてその調和といった造形表現は極めて革新的でした。またテーマの根底には、同時代の社会や人間に対するルオーの深い共感と理解があり、私的ヴィジョンに留まらないアクチュアルな問題を訴える力がありました。本展は、こうしたルオーにおける聖なる芸術の意味とその現代性(モデルニテ)をあらためて問うものです。
みどころは、ヴァチカン美術館が初めて日本に出品する《秋 または ナザレット》などの作品群です。また、パリからもルオーの晩年の傑作が多数来日します。友人より「世界に愛の最も美しいかたちを与えるのが君の務めだ」と説かれたルオーが、革新的な造形表現で描く愛に満ちた美しい世界を、国内外の《聖顔》や「聖書の風景」の名品も合わせ、油彩、水彩、版画、資料の約90点を通して存分に堪能できます。
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展覧会概要
展覧会名 | 開館15周年 特別展 ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ |
会 期 | 2018年9月29日(土)~12月9日(日) |
会場 | パナソニック 汐留ミュージアム |
開館時間 | 午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで) ※10月26日と11月16日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで) |
休館日 | 水曜日(但し11月21・28日、12月5日は開館) |
入館料 | 一般:1,000円/65歳以上:900円/大学生:700円/中・高校生:500円/小学生以下無料 ※20名以上の団体は100円割引き ※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能 |
問合せ | 03-5777-8600[NTTハローダイヤル] |
公式HP | http://panasonic.co.jp/es/museum/ |
公式Facebook | https://www.facebook.com/shiodome.museum |