ネオポップアーティスト「フィリップ・コルバート」が日本で初個展を開催

今最も旬な英国出身のネオポップアーティスト、フィリップ・コルバート(Philip Colbert)の日本初個展を、9月4日から18日まで、日動画廊 本店にて開催いたします。

 

コルバートの活動は絵画にとどまらず、音楽、家具、服飾デザイン、そしてパフォーマンスアートまで幅広い範囲におよんでいます。
コルバートの作品は、国際的に高い評価を手中に収めるイギリスのアート・コレクター、チャールズ・サーチに支持されており、2017年、現代美術専門の美術館サーチ・ギャラリーにて約3mに及ぶキャンバス作品を含む新作を発表しました。
サーチ・ギャラリーのディレクターはコルバートの作品を、「エネルギーと活気に満ち溢れた、現代社会におけるポップカルチャーと美術史の集約を反映したコンテンポラリー・アートの新しい形」と評しました。
そしてこれを好機に、国内外の美術館での発表の道が開かれ、今年は、中国、ソビエト連邦、そしてアメリカ合衆国内において、アートフェアを含む複数の展示が決定しています。



 

インスタグラムの大衆への広がり、そして様々なソーシャルメディアのイメージがアーティストの記憶と交わり、メガポップな世界を構築している現代社会。
コルバートは、「超ポップ」が満ち溢れた世界のあらゆる事象にインスピレーションを求め、美術の歴史をなぞりながら作品に落とし込みます。
絵の中に登場する真っ赤なロブスターは彼の分身であり、シュールレアリストとして語り部の役割を演じています。

 

日動画廊は昨年、創業九十周年の節目の年に、アンディ・ウォーホルとビック・ムニーズの展覧会を開催いたしました。ポップ・アートの生みの親であり、シルクスクリーン技法で大量生産することに成功したウォーホル、美術史上の名作を印象派から現代美術までテクノロジーを駆使し、ポップ・フォトグラフィーの形で再現するムニーズ、そして第三弾のポップ・アート企画としてご紹介するフィリップ・コルバートは、美術史をさらにルネッサンス絵画まで遡り、現在日常生活で使用されている様々なものと融合させることを可能にした言わば、ポップ・シュールレアリズムの代表として特筆すべき作家です。

 

この 3 人の作家の共通項は、アプロプリエーション・アートすなわち、時代のアイコンを自身の解釈をもって切り取るあるいは模倣をして作品に落とし込み、美術の新たな可能性を鑑賞者に問うスタイルであることです。
私ども日動画廊が「すぐれた美術をより多くの方に鑑賞していただく」という創業者の精神を受け継ぎながら、これまでにない類の現代アートの作家の作品を扱うことは、来たる百周年に向けてのチャレンジであり、使命だと考えております。

 

本展覧会では、笠間日動美術館所蔵の近代絵画のコレクションより、コルバートがインスピレーションを得た、名画のエッセンスを投影した作品を含む、新作約 10 点を発表いたします。
また、日本初の個展開催を記念し、オリオン株式会社様のご協力をえて、ココアシガレットのリミテッドエディション「COLBERT シガレット」を販売いたします。(限定 1,000 個、アーティストサイン入り)

 

■フィリップ・コルバート(Philip Colbert)
1979 年 スコットランド生まれ ロンドン在住
主要展覧会歴
2015 – オランダ、Het Noordbrabants Museum
2015 – オランダ、Van Gogh Museum, Inspired 展
2015 – イギリス ロンドン、Tate Modern, 世界はポップへ 展
2017 – イギリス ロンドン、Saatchi Gallery, New Paintings 展

 

■展覧会概要
展覧会名 : PHILIP COLBERT NEW PAINTINGS
会期 : 2018年9月4日火曜日 – 9月18日火曜日
開廊時間 : 平日 10:00~19:00 / 土・祝日 11:00~18:00 / 日曜日 休廊
会場 : 日動画廊 本店 東京都中央区銀座5-3-16
Tel:03-3571-2553 / Fax:03-3289-4446
入場料 : 無料
展示作品 : 新作約10点
主催 : 日動画廊
後援 : ブリティッシュ・カウンシル
協力 : オリオン株式会社
交通案内 : 銀座駅(東京メトロ銀座線・丸の内線) B9出口 徒歩1分
有楽町駅(JR 山手線) 銀座口 徒歩5分

 


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