無印良品 有楽町店2階 ATELIER MUJIでは、2018年10月12日(金)〜2018年12月2日(日)の期間、『木を見て森を見る!』展を開催します。
木を見て森を見る!
有名なことわざ「木を見て森を見ず」を辞書で調べてみると、小さい事に心を奪われて、全体を見通さないたとえ、などとあります。では、「木を見て森を見る」とは?
小さいことから大きなものを想像し、そしてしっかり見据えること。木、を人に例えるならば、ひとりひとりの暮らしが社会を司ることをきちんと意識できるように目を見開き、そして大きな森である未来におもいを巡らすことではないでしょうか。
地球全体では、森林は急激な減少傾向にありますが、私たち日本人の生活は、永きに渡りたくさんの木に囲まれている、と言っても過言ではありません。現在、日本の国土面積の約7割が森林で、特に先進国の中では世界有数の森林大国です。私たちも、日本の木や森のように、ひとびとの暮らしに潤いをもたらす存在でありたい、と考えます。ぜひ、ここから、ご一緒に。ATELIER MUJI
「つくりて」と「つかいて」
「つくりて」と「つかいて」は、言葉は似ているけど、お互い遠い存在です。いつの間に、距離が空いたのでしょうか?遥か昔は、自分たちで道具を作って生活する「つくりて」=「つかいて」でした。現在のものづくりの多くは、分業化が進み「つくりて」と「つかいて」全く違うもの、下手をすれば対立するものになっています。
私たち、コイヤは、日本の木の産地と人をつなぐデザインプロジェクトです。というのも、私たちの多くのプロダクトは、産地が簡単につくれるように半完成品にしています。組み立てや仕上げは、買ってくれた人や大工さんが行います。つまり「つかいて」だった人が「つくりて」となるデザインをしています。今回の展覧会では、毎週ワークショップを行います。ワークショップを行いながら、みなさんと展示を豊かに育みたいと思います。木、という素材に触れること、手を動かすこと、何かを作ることの楽しさを味わえる「つくりて」になって欲しいと思います。コイヤ協議会一同
コイヤ協議会プロフィール
私たちは、地域の自然や風景を守り、未来に伝えていくために活動します。私たちの暮らしは、技術の進歩により便利で豊かになりましたが、知らない間に地域の伝統や文化、風景が色褪せてしまいました。もう一度そこにあるもので生きていく、当たり前の暮らしを取り戻すことが必要だと感じています。そのために、森林大国である日本は、産地・作り手・使い手が「木」で繋がることが大切だと考えました。地域の大切な資源を使って、地域で作り、地域で使い、地域で育んでいく、モノを通じて沢山のコトがつながる新しいモノづくりを提案していきます。
開催概要
展覧会名 | 『木を見て森を見る!』展 |
会 期 | 2018年10月12日(金)〜2018年12月2日(日) ※店舗休館の場合は、それに準じます。 |
会場 | 無印良品 有楽町 2F ATELIER MUJI (東京都千代田区丸の内3−8−3 インフォス有楽町)/ 入場無料 |
開催時間 | 10:00~21:00 |
展覧会公式サイト | https://www.muji.com/jp/events/13934/ |