2018年 10月17日(水)オープンした「鉄板焼 しろや 銀座亭」。オープン前日に行われたメディアレセプションに参加して試食させていただきましたので、その様子をお届けします。
全席カウンターの当店。シェフとのお話を気軽に楽しめるのは鉄板焼きならでは。入口を入ってすぐのカウンターは黒を基調としており、落ち着いた雰囲気です。
対照的に、奥の空間は白木でインテリアを統一しており、温かく開放的な印象です。
本日のお品書きです。通常は14,500円、19,000円、28,500円(税抜)の3コースまたはアラカルトの提供となりますが、今回はメディアレセプションのため特別に構成されたメニューをいただきます。
調理を担当してくださる山地料理長。
本日の鮮魚 瞬間スモーク仕立て
今回は千葉産のスズキを使用しています。
フタを開けた瞬間、スモークの香りが立ち上がります。
エディブルフラワーが添えられており、見た目にも楽しい一品。新鮮で身の引き締まったスズキが、スモークによってより旨味が凝縮されています。お野菜と一緒にさっぱりといただきます。
活き伊勢海老 ソースアメリケーヌ
中身をはずして、殻も個別に焼きます。殻にしっかりと火を通すことで香りを出すそうです。
焼きあがった海老を口に含むと、ぷりぷりした弾力があり、自然な甘みが感じられます。
添えてあるアメリケーヌソースはオーソドックスなフレンチのソースだそうですが、山地料理長によると、季節の素材を調理し、またその素材をソースにも使用するというこだわりを持って作られるそうです。
今回のソースにも伊勢海老が使用されています。濃厚なソースが伊勢海老の旨味を引き立てます。
旬の焼野菜 有機農園より
こうした季節のお野菜のなかからお好きなものを3種選択できます。今回は料理長チョイスのロメインレタス、大分のしいたけ、シルクスイート(さつまいも)。
しろや銀座亭 特選国産黒毛和牛
山地料理長が特におすすめするのがこちら。柔らかく上質な甘さが特徴の「のざき牛」というブランド牛を使用しています。今回、フィレとサーロインの2つの部位をいただきます。
まずはフィレから。とろけるように柔らかくジューシーです。
静岡のわさび、壱岐の塩、黒コショウの塩漬け、福岡の甘口醤油とともに提供されますが、筆者が最も気に入ったのが黒コショウの塩漬け(写真左)です。
塩に漬けられたことにより、とても柔らかく、不思議と辛味も抑えられています。お肉を一切れいただいたあとに数粒口に含んでかみしめるとさっぱりします。脂ののったお肉と相性が良く、お箸が進みます。
サーロイン。意外にもあっさりとした後味に驚きました。
山地料理長によると、「のざき牛」は火を通す前は手にのせると脂が溶け出してしまうくらい融点が低いのですが、出荷前に大豆を与えられていることなどから、サーロインでも胃もたれせずに美味しくいただける肉質に仕上がっているそうです。
釜炊き土鍋ご飯 壱岐のつや姫
料理長がお肉と合わせて力を込めておすすめするのはこちらの新米です。土鍋で炊いているので米の一粒一粒が立っています。どこかなつかしい、ご飯を炊いたときの「いいにおい」を感じられます。
本日のデザート盛り合わせ
左からティラミス、マチェドニア、バニラアイス。マチェドニアはチェリーのお酒でフルーツを漬けたもの。ほどよい甘さで食後にぴったりです。
こだわりの高級食材を惜しげもなく使用し、贅沢な食体験を提供してくれる「鉄板焼 しろや 銀座亭」。
2018年10月17日(水)オープンですので、特別なディナーに利用してみてはいかがでしょう?
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