「世界に輝く静岡市」東京記者発表会レポート

12月19日、東京プリンスホテルにて静岡市の魅力をアピールするイベント、「世界に輝く静岡市」東京記者発表会が開催されました。
 
ココシル編集部も参加しましたので、その様子をお伝えします。
 


 
静岡市は、現在世界に輝く静岡市をスローガンに掲げ世界に誇る市の魅力を発信しています。
 
シティプロモーションのテーマは「ないものねだりではなくあるもの探しをする」。静岡市のもつ自然・歴史資源を活用し、静岡市でしかできない経験を訪問者に提供しています。
 

静岡市のSDGsの取り組み



SDGs(エス・ディー・ジーズ)とはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の頭文字と最後のsを取って付けられた名称です。国際社会が抱える課題を2030年までに解決するために、すべての国連加盟国が一致して採択した17の目標(ゴール)のこと。静岡市では、「まちづくりの5大構想」にSDGsを組み込み、市民生活の質向上と世界水準の都市を目指しています。
 

静岡市長・田辺信宏氏

静岡市長・田辺信宏氏


 
田辺市長は国連NY本部でもこの取り組みについてスピーチをされ、高く評価されました。また、静岡市は日本における「SDGsモデル」となる29の先進都市「SDGs未来都市」のひとつに選定されたほか、世界に向けて情報発信を行う国連の「SDGsハブ都市」にアジアで初めて選定されています。
 
SDGsという世界共通のものさしをもってまちづくりを推進しながらも、静岡市固有のものに注目したいと語られた田辺市長。今回の東京記者発表会ではそうしたビジョンのもとに展開されている個性豊かな取り組みが多く紹介されました。
 
静岡市のSDGsについての取り組みについて詳しくはこちら:静岡市公式サイト
 

さくらももこさん

国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者で静岡市出身のさくらももこさんは、今年8月にご逝去されました。
 
地元をこよなく愛されたさくらさんは、作品を通じて静岡の魅力を発信するほか、静岡の地域資源(その地域ならではの産業資源)イラストを多数残されました。今回の記者発表会では、さくらさんから静岡市に寄贈されたちびまる子ちゃんデザインのマンホールをお披露目。
 
まるこ
 
2つのマンホールはJR清水駅前・静岡鉄道新静岡駅前に設置されています。静岡市を訪れた際には要チェックです!
 
また、2019年1月11日~2月11日には、国内で唯一ちびまる子ちゃんの世界観を実現した「ちびまる子ちゃんランド」がある静岡市の「エスパルスドリームプラザ」3Fにて特別展示「さくらももこ ありがとうの会~さくらももこからみんなへありがとう~」が開催されます。さくらももこさんの作品原画や実際に使用していた道具類などが期間限定で展示される貴重な機会となりますので、ファンの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
詳しくはこちら:ちびまる子ちゃんランド公式サイト
 

金箔瓦

駿府城は徳川家康の大御所時代の居城として知られています。2018年10月、天守台跡から聚楽第※と酷似した大量の金箔瓦約330点と天守台が新たに出土し、これらは豊臣秀吉が築かせたものであると確認されました。

※秀吉が築いたと言われる屋敷・平城。荘厳かつ豪華絢爛だったとされるが詳細は不明。

 
今回は金箔瓦が東京で初公開されました!
 
瓦
 
秀吉の命により駿府から江戸に移った家康ですが、その直後に東西の重要拠点である駿府に秀吉が豪華絢爛な天守を築城したということは、江戸へ追いやった家康を威嚇した可能性も考えられ、戦国時代の秀吉と家康の関係を知る貴重な資料として注目を集めています。
 
金箔瓦は駿河城公園内で展示されており、連日多くの方が観覧に訪れているそうです。
 
詳しくはこちら:駿府城公園公式サイト
 

日本平夢テラス

静岡市を代表する景勝地・日本平に世界最高の富士山を見渡せる日本平夢テラスが2018年11月3日にオープンしました。2020年東京五輪のメイン会場となる新国立競技場の設計を手掛けた建築家・隈研吾氏により設計された夢テラスは自然景観と調和したデザインが特徴です。
 
夢テラス
 
1周約200mの展望デッキから駿河湾越しに仰ぎ見る富士山、眼下に見える清水港、伊豆半島、南アルプスを望む360度のパノラマビューはここだけの絶景です。
 

日本平県立自然公園運営協議会の岡山卓史代表

日本平県立自然公園運営協議会の岡山卓史代表


 
今回夢テラスのプレゼンを担当された日本平県立自然公園運営協議会の岡山卓史代表によると、昼間の太陽のもとの富士山だけではなく、実は夜景もおススメだそう。
 
夢テラス夜
 
満月の夜にだけうっすらと浮かび上がる富士山。駿河湾にはうっすらと月明りが照らされとてもロマンティックです。絶好のロケーションですので満月の夜を狙って訪れたいですね。
 
そしてなにより驚いたのが、日本平夢テラスは入館料・駐車場料金全て無料で利用できるということ。日本国内だけではなく海外からの観光客からも注目を集めており、記者発表会のおこなわれた12月19日時点ですでに来場者が20万人に達したそう。
 
これからさらに話題になること間違いなしの新スポットです。
 
詳しくはこちら:日本平夢テラス公式サイト
 


 
今回の「世界に輝く静岡市」東京記者発表会では、このほかにも静岡市ならではの特産品等が数多く紹介されました。新たなイベントやスポットが続々と登場し、魅力いっぱいの静岡市。ぜひ現地に足を運んで堪能したいと感じました。
 
静岡市は東京から東海道新幹線で1時間とアクセスも抜群です。みなさんも休日に静岡市を訪れてはいかがでしょうか?

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