「受胎告知」に発想を得た絵画「爆発するマリア」や ガラス作品などの展示会を9~11月に銀座にて開催

株式会社ギャラリー広田美術は、当社ギャラリーにて「狩野宏明展 -爆発するマリア-」(会期:2019年9月27日(金)~10月12日(土))と「佐々木怜央展 -空想と現実-」(会期:2019年10月25日(金)~11月9日(土))を開催いたします。

 

狩野宏明「Opening gambit」33.3×33.3cm

 

http://www.hirota-b.co.jp/

 



【狩野宏明展 -爆発するマリア-】
2019年9月27日(金)から10月12日(土)まで、「狩野宏明展 -爆発するマリア-」を開催いたします。
狩野宏明は筑波大学で博士号を取得後、文化庁の海外研修でフィレンツェに2年間滞在、現在は制作をしながら奈良教育大学の准教授として活躍している大変優秀な作家です。

 

本展では、15世紀イタリアの画家フランチェスコ・デル・コッサの「受胎告知」に発想を得て作品を制作しています。狩野は「受胎告知」を画集で眺めていた時、大天使ガブリエルの身振りが、何かのボタンを押しているように見えたといい、ガブリエルのその行為をきっかけに、画中に描かれた聖母マリアが大爆発を起こす、というヴィジョンの着想を得たようです。副題ともなっている《爆発するマリア》には、決して破壊や暴力といった爆発ではなく、想像的で生命力を持った爆発を意味しています。また、《ボタンを押すガブリエル》は「選択」と「賭け」の象徴とし、唯一の現実を生み出すと同時に、無数の可能世界を生み出す分岐点となるこの「選択」と「賭け」を肯定的に表現することができないか試みています。

 

「私は《ボタンを押すガブリエル》と《爆発するマリア》を主なモチーフとした本展の作品群において、様々な課題を抱えながらも日々の「選択」と「賭け」によって、無数の可能世界の中からこの唯一の現実世界を協働して作り上げている生命の躍動と連関を表すことを試みている」という狩野の大作を含む約15点の新作展です。

 

【佐々木怜央展 -空想と現実-】
2019年10月25日(金)から11月9日(土)まで「佐々木怜央展 -空想と現実-」を開催いたします。
佐々木怜央は、大阪芸術大学、東京藝術大学でガラスを勉強し、ファッションブランドに勤務後、制作活動を再開した作家です。

 

佐々木は、過去の人々が思い描き現実的に作り出した旅客機やロボットなどの人工物や、人々の想像の中で膨らみ統一されていった架空生物に着想を得て制作をしています。「空想と現実」の間に行われた様々なプロセスに強く興味を持っており、ファッションブランドに勤務をしていた際に、個人によってデザインされたものが様々な人の手を介しながら形になっていく過程を体験し、自らの関心が造形物にあることを強く再認識したようです。

 

ギャラリー広田美術で初めての個展となる本展では、ガラスによる立体作品に、初の試みとなる平面作品も加えた新作約10点を展示予定です。

 

【展覧会 開催概要】
会期  : 「狩野宏明展 -爆発するマリア-」
2019年9月27日(金)~10月12日(土)
「佐々木怜央展 -空想と現実-」
2019年10月25日(金)~11月9日(土)
会場  : ギャラリー広田美術
東京都中央区銀座7-3-15 ぜん屋ビル1階
開廊時間: 11:00-19:00(日・祝 休廊)
URL   : http://www.hirota-b.co.jp/

 

【この展覧会に関するお問い合わせ】
株式会社ギャラリー広田美術
担当: 江上 美穂
TEL : 03-3571-1288
FAX : 03-3571-1293
MAIL: info@hirota-b.co.jp

 

狩野宏明「Opening gambit」33.3×33.3cm

 

狩野宏明「爆発するマリア」12F

 

佐々木怜央「幻想動物」ガラス

 

佐々木怜央「太陽から切り取った魚」ガラス

 


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