先日、東京銀座の明治屋ホール7階にて、にいがたお宿のガストロノミ-“にいがたお宿の晩ごはん” 記者発表&試食会がありました。
今回は、その様子をレポートしてきましたので、お届けします。
にいがたお宿のガストロノミーとは?
新潟は、日本一のお米コシヒカリや日本有数の酒蔵、四季折々の変化に富んだ海・山・川などの大自然があり、豊富な食材の恩恵にあずかっている地域です。
そのような恵まれた環境下にある新潟県で行われている取り組みが、にいがたお宿のガストロノミー。
にいがたお宿のガストロノミーは、新潟県旅館ホテル組合の10月からの「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン」(日本海美食旅)の組合事業としての取り組みのことで、従来の「にいがた朝ごはん」、「地酒の宿」に加えて、令和元年の今年は、「にいがたお宿の晩ごはん」も加わり、展開されます。
にいがたお宿のガストロノミー3つの特徴
にいがたお宿のガストロノミ-の具体的な3つの取り組みについて紹介します。
①にいがた朝ごはん
日本一のコシヒカリをこの土地で採れた食材を使った料理と共に食す。
②にいがた地酒の宿
その土地の旬の食材を使った料理と地酒のペアリングを楽しむ。
③にいがたお宿の晩ごはん
晩ごはんを通じて地域のストーリーを知り、お宿自慢の料理を食し、美味しいストーリーを旅する。
これらの3つを通して、新潟の歴史や文化、風土などの背景を深く知ることができます。
関係者の方の挨拶と株式会社自遊人 代表取締役 岩佐十良(とおる)さんの講演会がありました
試食会に先立ち、主催者挨拶、新潟お宿のガストロノミーの取り組み紹介、株式会社自遊人 代表取締役 岩佐十良さんの講演会がありました。
まずは、新潟県旅館ホテル組合理事長 野澤幸司さんのお話です。
新潟で地域の米、酒、魚を皆さんに食していただくことによって、新潟の素晴らしさを発信していただきたいと思います。
次に新潟県旅館ホテル組合副理事長 柳一成さんのお話。
にいがたお宿のガストロノミーは、地域の中で、地域の人が、地域の素材で継続して取り組み続ける食のストーリーです。
食材の中には、1年経たなければ食べられないもの、3年経たなければ食べられないものがあります。
そういったバックボーンやストーリーを感じに新潟に来て頂きたいと思います。
最後に、新潟県・庄内エリアDC 総合プロデューサーでクリエイティブ・ディレクターの株式会社自遊人 代表取締役 岩佐十良さんの講演会です。
ローカルガストロノミ-は、地域の風土・自然・文化を皿の上に表現し、地域のものをもっと大切にしようというもの。
食を通じて、新潟・庄内の歴史、文化、自然を楽しむ知的旅が今回のローカルガストロノミ-のテーマです。
そんな知的旅を楽しみにぜひ、新潟に来てください。
ところで、新潟はベニズワイガニが有名です。
年を通じて村上や佐渡などの地域で、ほぼ禁漁期間なく獲っているんですが、獲る量が比較的少ないため、新潟ではカニのPRをあまりしていません。
通常、カニの解禁日は、富山から西の海域で、11月に入ってからですが、新潟のカニ解禁日は、10月1日から。
カニファンの方で、村上や佐渡地域を10月に旅行する方は、先に予約してから行くといいですよ。
どの県よりも先にカニを楽しめます。これは、知る人ぞ知る人だけの情報です!
講演会の中で新潟のコシヒカリがなぜ、美味しいかというお話も聞くことができました。
その理由は、新潟の特殊な地形(標高が低くて、水が良い、土がいい、寒暖差が激しいこと)が関係しているからとのことでした。
そして、試食会がはじまりました!
新潟コシヒカリのふっくらしたおにぎり
せきかわ秋まんま、なめこの佃煮と一緒に食べると旨味倍増です。
【にいがた朝ごはん】鵜の浜温泉/汐彩の宿 みかく メギス天日干しの炙り焼き
地元ならではの知られざる海の幸です。
【にいがた朝ごはん】きりん山・角神/絵描きの宿福泉 みがきにしんの糀漬け
会津藩から伝わる伝統の郷土料理です。
【にいがた地酒の宿】鵜の浜温泉/汐彩の湯みかく 黒バイ貝の旨煮
甘くさっぱりと煮られた、黒バイ貝。
3月頃~夏にかけて、おいしく、上越のたくさんの市場に並びます。
【にいがた地酒の宿】 松之山温泉/ひなの宿ちとせ 妻有ポーク・越乃紅(こしのくれない) 温泉ロースト湯治豚
温泉を使用して、十日町のブランド豚を3時間低温調理。
口に入れると、ほのかな甘みがひろがり、おいしいです。
【にいがたお宿の晩ごはん】 (咲花温泉/佐取館) のっぺ
里芋・人参などの根菜、出汁味の効いたあっさりと上品な味わいの一品。
新潟を代表する冠婚葬祭には欠かせない、郷土料理です。
【にいがたお宿の晩ごはん】月岡温泉/ひさご荘 あがの姫牛すき焼き
乳酸菌を使い発酵した飼料で育てたブランド牛を使ったすき焼き。
お肉のやわらかさは、格別です。
【にいがたお宿の晩ごはん】 赤倉温泉/お宿ふるや 妙高笹寿し
笹の葉を箕(み)の形にした中に、寿し飯を入れ、具材をのせた妙高の郷土料理です。
4種類の具材をいただきました。
♪新潟産の日本酒もたくさん。飲み比べしてみました。
まとめ
にいがたお宿のガストロノミ-“にいがたお宿の晩ごはん” 記者発表&試食会レポートをお届けしてきました。
豊富で雄大な自然環境、歴史、文化というバックボーンやストーリーをもつ新潟。
そのような環境で育まれた、たくさんのおいしい食材の数々が新潟にはあります。
近年では、新潟は食事のおいしい都道府県ランキングで北海道、福岡、大阪に続き4位にランキングされるほど、注目されています。
あなたも新潟の食を通じて、自然環境、歴史、文化のストーリーを知る、新潟お宿への旅に出かけてみませんか?
にいがたお宿のガストロノミ-開催期間
■期間: 秋 2019年10月1日~12月31日 冬 2020年1月1日~3月31日 春 2020年4月1日~6月30日 夏 2020年7月1日 ~9月30日 |
■公式WEBサイト:http://niigata-ryokan.or.jp/ |