夜の銀座は、昼間とは違う化粧をしている。
数寄屋橋公園にある、この岡本太郎作の時計台が、夜になると、こんなにきれいにライトアップされているとは知りませんでした。この時計台は1970年の万博の時、千里ニュータウンに造られた塔と同じように見えるから、同じく「太陽の塔」というのかと思っていたが、正式には「若い時計台」と言うのだそうだ。ライトアップされると一段と、若く溌剌とした人間のように見える。
この時計塔は、万博より早く1966年に有楽町から依頼されて造られた。もう40年も経っているので修復が必要で2011年、岡本太郎生誕100年を記念して修復が行われた。
昼間の銀座は、街のデザインも落ち着いた色で統一されているが、夜になると、数寄屋橋から新橋の間は、たくさんのネオンが灯されて、色の洪水になる。「銀座和光」の時計塔もライトアップすると、なんだか荘厳に見えます。
そろそろクリスマスの飾り付けも始まって、夜の銀座はまるで夢の世界のようになるのだ。