ギャルリーためながでは、2月27日(土)から3月21日(日)まで、吉川 民仁の新作個展を開催いたします。
吉川 民仁(1965年千葉県生まれ)は、2016年よりギャルリーためながで取り扱いを始め、これまで国内外のアートフェアや、テーマ展において出展を重ねてまいりました。
2018年にはギャルリーためなが パリ店で個展を開催し、高い評価を得ております。そしてこの度、満を持して東京・大阪店にて第一回目の個展を開催いたします。
作品は、季節の移り変わり、気象の変化に伴う日差しや風の動きに感応して制作されたもので、そのどれもが詩情豊かな主題性によって描かれています。
左官コテを用いて、画面全体へと大胆かつ美しく伸ばされた絵の具は、幾つもの色彩の層となって、深いマチエールを創り出しています。更に吉川は、その豊かな感性の調べに乗せて、左官コテや木香薔薇の枝などで色を重ねたキャンバスをひっかき、削る。あるいは、ペインティング・ナイフに少量の絵の具をとり画面に投げ付け、鮮やかな絵の具をキャンバスに点在させます。
そうして生み出された色彩や線描の表情から、川の流れ、水面の揺らめき、吹き抜ける風、漂う香り、澄んだ空気などが趣深く感じられ、ひとたび作品を掛ければ、その空間にひっそりとひとつの風景が溶け込むかの様な、凪いだ存在感を放ちます。
本展では四季折々、自然界の様々な表情を湛えた新作およそ40点を展覧いたします。
この機会にぜひご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。
【展覧会開催概要 吉川 民仁 展】
会期 2021年2月27日(土)〜3月21日(日)
作家在廊:2月27日(土)・28日(日)
会場 ギャルリーためなが
東京都中央区銀座7-5-4 TEL:03-3573-5368
開廊時間 月~土 11:00-19:00
日・祝 11:00-17:00
http://www.tamenaga.com