©Kohei Nawa | Sandwich Inc.
生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界をテーマにしたインスタレーション
銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」では、2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)までの期間、施設
中央に位置する吹き抜け空間において、彫刻家・名和晃平によるインスタレーション「Metamorphosis Garden
(変容の庭)」を展示します。
GINZA SIXは、開業4周年を迎える今春、開業以来初の大規模リニューアルを実施します。新たなGINZA SIXの
顔となる新作アートを手がけるのは、先見性と創造性をあわせもつ、日本を代表する彫刻家・名和晃平。
「Metamorphosis Garden(変容の庭)」は、生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界をテーマに
したインスタレーションです。
不定形の島々と雫、そこに立ち上がる生命の象徴としての“Ether”と“Trans-Deer”。アルミナとマイクロビーズの
粒で覆われた彫刻群が吹き抜け空間に浮かびます。そこに振付家ダミアン・ジャレとの共作によるARのパフォー
マンスが展開し、絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合います。
※画像はイメージです。予告なく変更になる場合があります。
GINZA SIXの象徴とも言える中央吹き抜け空間では、開業時に話題となった草間彌生をはじめとする、世界で活躍するアーティストの作品を展示し、クリエイティブなエネルギーと驚きの要素に満ちた、感性を刺激するアートプログラムを展開してきました。
人々の生活、仕事、価値観が大きく変化するこの時勢に「アートの力」は極めて重要だと考えます。GINZA SIXは、アーティストとともに、新しい価値創出を行い、お客様と次の時代へ向けたヴィジョンを共有していきます。
インスタレーション概要
「Metamorphosis Garden(変容の庭)」は、生命と物質、あるいはその境界にある曖昧なものが共存する世界をテーマにしたインスタレーション。瀬戸内海・犬島の《Biota(Fauna/Flora)》(2013)のインスタレーションの発展形として、混沌から生じる新たな物語を表現した。
不定形の島々と雫、そこに立ち上がる生命の象徴としての“Ether”と“Trans-Deer”。アルミナとマイクロビーズの粒で覆われた彫刻群が吹き抜け空間に浮かぶ。そこに、振付家ダミアン・ジャレとの共作によるARのパフォーマンスが展開し、絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合う。
【作 品 名】 Metamorphosis Garden(変容の庭)
【アーティスト名】 名和晃平
【展 示 場 所】 GINZA SIX 2F 中央吹き抜け
【展 示 期 間】 2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)
※ARは4月末以降展開開始
名和晃平 プロフィール
彫刻家/Sandwich Inc.主宰/京都芸術大学教授
1975年生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。博士第一号を取得。2009年「Sandwich」を創設。
名和は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル(細胞・粒)という概念を機軸として、2002年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。
近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。2015年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を国内外で公演中。2018年にフランス・ルーヴル美術館ピラミッド内にて彫刻作品“Throne”を特別展示。
<代表作品>
《VESSEL》(2016)
名和が舞台美術、ダミアン・ジャレが振付を手がけ、森山未來ら精鋭のダンサーたちが出演したパフォーマンス作品。現在も世界各地の劇場で再演が続く。
《Biota(Fauna/Flora)》(2013)
瀬戸内の犬島に恒久設置されSANAA設計の構造物の内部にインストールされた作品群。小さな庭には今回の作品の原型となった島々や植物の彫刻が。
《White Deer(Oshika)》(2017)
音楽プロデューサー小林武史が発起した「Reborn-Art Festival」で、石巻の牡鹿半島に展示された彫刻。震災復興のシンボルとして恒久設置となった。
《Foam》(2013)
液体のわずかな振幅と共に、次々と終わりなく湧き出る「Foam」。小さな泡(セル)は、次第に寄り集まって液面を覆い尽くし、泡の集合体(フォーム)として、有機的な構造を自律的に形成する。
ダミアン・ジャレ プロフィール
振付家
ダンスをはじめ、彫刻家のアントニー・ゴームリーやミュージシャン、振付家、映画監督、デザイナーらと作品の合同制作をするほか、オペラや音楽ビデオの振付を手がけ、その活動は多岐にわたる。2013年パリ国立オペラにおいて、シディ・ラルビ・シェルカウイ、マリーナ・アブラモヴィッチと共同創作した『Boléro』を初演、好評を博し、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章。近作として、ジム・ホッジズらとコラボレーションした『THR(O)UGH』(2015)、『BABEL 7.16』(2016,「アヴィニョン演劇祭2016」) などがある。2017年には、イギリスのナショナル・ユース・ダンス・カンパニーのアーティスティックディレクターに任命されている。パリ国立シャイヨー劇場のアソシエイト・アーティスト。
ARについて
GINZA SIXでは、3~5F吹き抜け周囲のフロアがau5Gのエリアとなっています。スマートフォン単体では実現できない複雑なグラフィック処理をMECサーバー※1上で行い、5G通信により3DデータをiPhoneにストリーミング配信することで、これまでにない豊かで情緒的なAR表現の実現を目指します。iPhoneの5G対応モデル※2で最高の鑑賞体験が可能になるように設計されています。
企画・開発:KDDI株式会社 au Design project[ARTS & CULTURE PROGRAM]
※1
マルチアクセスエッジコンピューティング(Multi-access Edge Computing)サーバー。携帯電話事業者のネットワーク内にサーバーを設置することで低遅延を実現します。
※2
・iPhoneの5G対応モデルはiPhone 12, iPhone 12 mini, iPhone 12 Pro, iPhone 12 Pro Maxとなります(2021年2月現在)。
・au5G向け上演プログラムはauの5G専用データ無制限プランご契約のiPhone 5G対応モデルでご鑑賞いただけます。
・au以外のiPhoneでも4G向け上演プログラムをご鑑賞いただけます(au5G向けと内容が異なります)。
・鑑賞にはiOSアプリ「AR x ART by augART」のダウンロード及び会員登録が必要です。
AR x ART KOHEI NAWAウェブサイト https://adp.au.com/augart/arart_kn
・「augART」はKDDIがau Design project [ARTS & CULTURE PROGRAM] の取り組みとして、5GやXRなどの最先端技術で新たな文化芸術体験の
DXを推進するプロジェクトです。
・Androidスマートフォンには対応しておりません。
<GINZA SIX 基本情報>
【TEL】03-6891-3390 (GINZA SIX総合インフォメーション 受付時間10:30~20:30)
【ADDRESS】〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1
【HP】https://ginza6.tokyo/
□営業時間
ショップ・カフェ(B2F~5F) 10:30~20:30
レストラン(6F、13F) 11:00~23:00
※一部の店舗、レストランは営業時間が異なります。
※詳細は公式ホームページをご確認ください。
□休館日 不定休
□アクセス 東京メトロ 銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座」駅から地下通路にて直結
駐車場完備(お買い上げ金額に応じたサービス有)