高知県の伝統的な「土佐和紙」を使用した灯り、平面作品、手漉き紙銀座ART FOR THOUGHTにて、12月4日(金)より12月26日(土)まで
ART FOR THOUGHT(アートフォーソート)では、手漉き和紙作家ロギール アウテンボーガルト氏の作品(灯り、平面作品、手漉き紙)を紹介する、「ロギール アウテンボーガルト:和紙の世界」を、12月4日(金)~12月26日(土)まで、開催いたします。
本個展では、高知県の伝統的な「土佐和紙」をベースに、和紙と蔓を使用したペンダントライト、草花を漉き込んだ和紙のスタンドライト、コットンペーパーとの融合で和紙の魅力を引き出した平面作品等、アウテンボーガルト氏の和紙の世界感をお楽しみ頂けます。
アウテンボーガルト氏は、本展開催にあたり、「人と自然との関わりから生まれてくる美しい形や色が私の作品制作のインスピレーションになっています。現代では日本でも日常生活の中で和紙を目にすることはほとんど無くなりましたが、これからの時代では自然との共生や手仕事、文化、天然素材の美しさなど、本物の和紙が持っているメッセージが求められると感じています。」とコメントしています。
ロギール アウテンボーガルト Rogier Uitenboogeaart
かみこや代表/手漉き和紙作家/土佐の匠/高知工科大学客員教授
1981年から高知県いの町にて原料栽培からの伝統的土佐手漉和紙の制作を始める。2007年に土佐の匠に認定される。ヨーロッパの伝統的な手漉き紙であるコットンペーパーの制作も手掛け、和紙とコットンペーパーの融合など、和紙・手漉き紙の魅力を追及している。高知県梼原町にてかみこやを経営。
土佐和紙について
やさしい手ざわりとあたたかな風合いの「土佐和紙」。その歴史は、さかのぼること約1000年前。平安時代に編纂された「延喜式」に献上品として土佐和紙の名が出ていることから、その当時から和紙がつくられていたと考えられます。仁淀川をはじめとした豊かな清流のもと、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)などの原料の生産や抄紙技術とともに発展し、土佐の主要な特産品としてその歴史を刻んできました。種類の豊富さと品質の良さは有名で、近年では国際版画トリエンナーレ展の出品に土佐和紙を使う応募者が増えています。いまなお、全国でも和紙作りの盛んな県として、その伝統が守り継がれています。
個展概要
名称:ロギール アウテンボーガルト:和紙の世界
日時:12月4日(金)~12月26日(土) 11:00~24:00 (日曜・祝日休み)
場所:ART FOR THOUGHT(住所:中央区銀座8-10-4和孝銀座8丁目ビル1F HP:www.artforthought.jp)
出展作品:灯り、平面作品、手漉き紙