【銀座・和光】「金工の深化Ⅲ ーEvolution of Metal WorksⅢ―」を5月22日(木)より開催

鐵地象嵌匣「chroma」32×9×高さ10cm

 

金属造形分野の気鋭の作家6名による展覧会

セイコーハウスホールでは、5月22日(木)~6月1日(日)の期間、金属造形の分野において際立つ個性を発揮する気鋭の作家6名による、和光では3回目の展覧会「金工の深化Ⅲ ーEvolution of Metal WorksⅢー」を開催いたします。

 

鍛金の高度な技を用いながら、昆虫たちのいる風景を詩情豊かに表現する相原健作氏。
自作したダマスカス鋼の波状模様と端正な造形が織りなす世界を創作する加藤貢介氏。
透かし彫りとロウ付による生命の息吹や小宇宙を感じる集合体を生み出す久米圭子氏。
茶の湯の侘び寂びの精神を取り込み、現代的に進化させた作品を提案する坂井直樹氏。
本物と同じように可動する「自在置物」の技で昆虫類を原寸大で制作する満田晴穂氏。
そして今回新たにメンバーに加わった髙橋賢悟氏は、自然の中で繰り返される生と死の営み、循環する世界観を探求しています。

 

結成から8年、3回目を迎える「金工の深化」。金属の多彩な魅力や脈々と継承された精緻な技術はもちろんのこと、さらなる深化を遂げた6名の最前線の美の表現作品の数々をぜひご高覧ください。

 

【ギャラリートークのお知らせ】
出品作家によるギャラリートークを開催いたします。

日時:5月24日(土)14:00~
司会進行:川北裕子氏(パナソニック汐留美術館 学芸員)
◎混雑時には入場を制限させていただく場合がございます。

 



鐵地象嵌匣「chroma」32×9×高さ10cm

 

坂井直樹(さかい・なおき)略歴

1973年 群馬県に生まれる
2003年 東京藝術大学大学院博士後期課程鍛金研究室修了 博士学位取得
2005年 金沢卯辰山工芸工房にて技術研修
   (2008年まで)
2008年 重要無形文化財「彫金」保持者
   (人間国宝)中川 衛氏に師事
   (2018年まで)
2013年 金沢卯辰山工芸工房専門員
   (2018年まで)
現在 東北芸術工科大学美術科工芸コース 准教授

 

flower funeral -  goat- 29×37×高さ17cm


 

髙橋賢悟(たかはし・けんご)略歴

1982年 鹿児島県に生まれる
2010年 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
2012年 東京藝術大学美術研究科博士課程鋳金研究室修了
2012年 東京藝術大学美術学部工芸科鋳金研究室 教育研究助手(2015年まで)
2015年 東京藝術大学美術学部工芸科鋳金研究室 非常勤講師(2018年まで)
2022年 東京藝術大学美術研究科博士課程鋳金研究室修了
現在   広島市立大学デザイン工芸学科金属造形非常勤講師

 

自在手長黄金 80×145×高さ40mm

 

満田晴穂(みつた・はるお)略歴

1980年 鳥取県に生まれ、千葉県で就学期を過ごす
2008年 東京藝術大学美術研究科修士課程彫金研究室修了
    自在置物師・富木宗行氏に師事
2013年 「六本木クロッシング 2013 アウト・オブ・ダウト」森美術館
2017年 「驚異の超絶技巧!ー明治工芸から現代アートへー」三井記念美術館、ほか巡回
2022年 個展「JIZAI」米子市美術館(鳥取県)
    個展「自在置物ー細密進化の旅ー」
    平山郁夫美術館(広島県)
2023年 「虫めずる日本の人々」サントリー美術館(東京都)
現在 国内外にて個展・グループ展 多数

 

【満田晴穂氏の抽選販売について】
満田晴穂氏の作品の購入につきましては抽選にて承ります。
ご希望の方は、会場のセイコーハウスホールへご来場ください。
電話やメールなどでのご応募はお受けいたしかねます。

応募期間:5月22日(木)11:00~19:00
5月23日(金)11:00~13:00
抽選結果通知:5月23日(金)15:00~18:00

◎ご来場のお客様お一人様2点までのご応募とさせていただきます。
◎抽選による購入はお一人様1点限りとさせていただきます。
◎ご当選後のキャンセルはお受けいたしかねます。
◎抽選のご希望がなかった作品に関しましては5月24日(土)11:00より会場にて販売いたします。
抽選販売についてのお問い合わせ:和光 美術部 03-3562‐2111(代表)

 

揺れる想い 50×68×高さ99cm


 

相原健作(あいはら・けんさく)略歴

1969年 東京都に生まれる
2010年 第26回淡水翁賞 最優秀賞受賞
2015年 「菊池寛実賞 工芸の現在」菊池寛実記念 智美術館
2019年 「生まれ変わる伝説 イセ・コレクション所蔵 現代日本の工芸展」香港大学美術博物館(香港)
2022年 久能山東照宮所蔵・重要無形文化財「洋時計」模造(静岡歴史博物館常設展示)
2023年 「東アジア文化都市ー日中韓彫刻招待展」青島彫刻美術館・濰坊市美術館(中国)
2024年 「日本の金工・金沢の金工」展 金沢市立安江金箔工芸館

 

CUBE12 8×8×8cm

 

加藤貢介(かとう・こうすけ)略歴

1988年 神奈川県に生まれる
2010年 玉川大学芸術学部 ビジュアル・アーツ学科卒業
2013年 広島市立大学大学院修了
2019年 第35回淡水翁賞 優秀賞受賞
2022年 2022金沢・世界工芸コンペティション審査員特別賞
現在 国内での個展やグループ展、海外でのアートフェアで作品を発表

 

wonders 097-2 18×18×高さ16.5cm

 

久米圭子(くめ・けいこ)略歴

1985年 千葉県に生まれる
2009年 金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科卒業
2011年 金沢美術大学大学院修士課程工芸専攻修了
2014年 金沢卯辰山工芸工房修了
現在 金沢市にて制作

 

 

「金工の深化Ⅲ ーEvolution of Metal WorksⅢ―」

5月22日(木)~6月1日(日)
会場:セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
お問い合わせ先:03-3562-2111(代表)
営業時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休業日:無休
入場料:無料
主催/和光

◎和光ホールは、「セイコーハウスホール」へ名称変更しました。
セイコーグループ事業全般に関連する展示や、アーティストとの共創など、世界に向けてさまざまな発信をしてまいります。

営業時間および催事は予告なしに変更する場合がございます。
最新の情報は、ホームページをご覧ください。

ホームページ
https://www.wako.co.jp/
インスタグラム
https://www.instagram.com/wako_ginza_tokyo/
美術専用インスタグラム
https://www.instagram.com/art_wako_ginza_tokyo/

 

【株式会社 和光】プレスリリースより

 

 

 

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