地下通路から「松屋」に入る手前左側に、不思議な空間がある。突き当たりに小さな窓、そこから中を覗くためのだろうか、たぶん子供用の数段の階段。まるで舞台装置か建築模型みたいだ。
窓からは「銀座共同溝」が見える。銀座通りの1丁目から8丁目までの両側歩道の下、両側で2キロメートル。1968年(昭和43年)建設省の施工で完成。ここには電気、電話、ガス、水道、下水道が収容されている。
この工事と会わせて行われた銀座通り改修工事で、街灯や街路樹が新しく生まれ変わった。
「このように共同溝は近代都市における道路の効率的な利用をはかるうえできわめて重要な施設といえましょう」
と、そばのプレートに書いてありました。
デジカメを手にしたら、モグラになるのもいい。