「ココシル」の地図には、お店とか公園とかその場所を示す「ピン」が刺さっている。そして、まったく同じものが数寄屋橋交番の上にも刺さっている。
1982年(昭和57年)、東京都の文化デザイン事業のひとつとして、交番建築が立て替えられた。
この交番の屋根には「風見鶏」を付ける予定で、とりあえず「待ち針」を模型の上に指しておいたが、それがそのまま実際につくられたのだとか。なんだかこの「ピン」は「かわいい」し、話題にもなるから、今となっては「正解」だと思う。
銀座にはここのほかに、1丁目と4丁目、それから最近新しく建てられた「有楽町駅前交番」がある。それぞれデザインが工夫されていて、まるで「おとぎの国」建物のようだ。ひとつひとつ見比べながらの散歩も楽しい。