2020年2月6日、京都発のジュエラーNIWAKA(ニワカ)は、世界展開を視野に入れた特別なコンセプトストアとなる大型旗艦店を、東京・銀座にグランドオープンします。
銀座二丁目の銀座柳通りに面した好立地にオープンする店舗は、5フロア、総面積724㎡(219坪)の国内最大規模で、ファッションジュエリー、ブライダルジュエリー、ハイジュエリーが揃う店舗となります。
銀座店はNIWAKAのジュエリーが持つ世界観を体感できる、特別なコンセプトストアとして誕生しました。今後の海外展開を視野に入れ、和のモチーフをモダンに再解釈した非日常の空間で構成。NIWAKAのクリエイティブチームが手掛けた伝統意匠の新たな表現は、ブランド発祥の地、京都で受け継がれてきた「伝統と革新」の精神を体現しています。
外観は「藤棚」からインスピレーションを得たデザインとなっており、波打つメッシュ構造で各階の外壁を覆うことにより6層に重なる藤棚を表現。藤の花がたおやかに揺れる様を、光の束として抽象的にデザインしています。内装はフロアごとに異なるテーマを設け、格子や障子といった伝統意匠を大胆に取り入れ、モダンデザインとして昇華させています。
NIWAKAの美意識を象徴するフラッグシップストア
米国のアカデミー賞において4年連続でハリウッド女優達がNIWAKAのジュエリーを着用するなどNIWAKAはジュエラーとして世界から注目を集めています。東京銀座にブランドの美意識を象徴するコンセプトストアをオープンすることで、世界展開へのきっかけとしていきます。
また、近年のお客様の増加に対応しつつハイクオリティなサービスを提供するために、5フロア構成とし、1Fはファッションジュエリー、2F~4Fにはブライダルジュエリー、5Fはハイジュエリーを扱う、ブランド最大規模のフラッグシップストアが完成しました。
ジュエリーデザイナー達が生み出した店舗デザイン
NIWAKAは、ジュエリーと同様にジュエリーストアも「作品」としてとらえています。銀座店のデザインを担当したのは、数々のハイジュエリーやブライダルジュエリーを手掛けてきたNIWAKA のデザイナー達。ジュエリーと同じ世界観を実現するために、ジュエリーデザイナーと3DCGデザイナー、ディスプレイデザイナー、グラフィックデザイナーからなる社内チームを編成しました。
緻密な3DCGによるデザインワークとモックアップの試作を重ね、VR技術を活用しながら細部に渡ってデザインの検証を行いました。
銀座の街を美しく輝かせる、「藤棚」がメインコンセプト
樹齢の長さや、その高貴な紫の美しさから、藤の花をモチーフにした和歌や文様が日本には数多く残されています。銀座店はこの藤の花で作られた「藤棚」をメインコンセプトとしてデザインされており、そのイメージをファサードや各フロアの随所に投映しています。
藤の花の持つ「優しさ」「決して離れない」という花言葉はブライダルジュエリーを、「恋に酔う」という花言葉はファッションジュエリーを、そして「歓迎」という花言葉はお客様へのホスピタリティの精神を表しています。
ロサンゼルス先行発表の新作ジュエリーを販売開始
数々のレッドカーペットで有名女優が着用したロサンゼルス先行発表のコレクションを日本で販売開始します。
1Fでは、日本初の取扱いとなる「京ノ祭」「梅宴」「久遠」のファッションジュエリーをはじめ、「京小路」「花雪」「八重霞」「花麗」「叶」「唐花」「心」の新作ジュエリーをご覧いただけます。
伝統とモダンが調和する、心地よい白木の空間
店内に足を踏み入れると、天井中央には藤の花を模したメッシュ構造のシャンデリアが漆黒の格天井(ごうてんじょう)に白く輝いています。白木を基調とする暖かな空間デザインには、日本のブランドらしいおもてなしの心が込められています。
藤棚をイメージしたシャンデリアが象徴的な1Fには、シャンデリアと同じメッシュ素材を用いたショーケースを中央に配置し、ラグジュアリーかつモダンな印象に。天井は歴史的な建造物に見られる「格天井」をアレンジしたデザインとし、ショーケース内部には京都西陣織の生地を採用するなど、日本のデザイン要素が随所に散りばめられています。
接客エリアは、繊細なメタル素材の御簾(みす)で空間が緩やかに仕切られ、落ち着きを感じさせてくれます。
また、1Fには京都を代表する歳時記・祇園祭から着想を得た「京ノ祭」のジュエリーを特別に展示。「動く美術館」と称される山鉾をイメージし、10種類以上の色石と4 種のマテリアルを使用した色鮮やかなネックレスをご覧いただけます。
格子の曲面がもたらす穏やかな空間
ブライダルジュエリーを扱う2F・3F・4F は、ゆったりとした空間で心おきなくジュエリーを選んでいただけるよう設計されており、中央にショーケース、両サイドにテーブルと椅子が配置されています。フロアごとに異なるインテリアデザインのテーマを設け、いずれも和の要素をラグジュアリーに表現した洗練された空間となっています。
2階は京町家に共通して使われる「格子」をコンセプトにデザイン。この見慣れた格子モチーフを曲面として再解釈し構成したフロアです。優しく包み込むような空間が、格子モチーフの新しい可能性を引き出しています。天井には唐花文様の西陣織物を用いた格子を緩やかに波打たせたオブジェを設置。フロア正面の格子の奥には京都の大文字山が紫のグラデーションで描かれており、空間に広がりと変化を与えています。
また、接客エリアにはアーチ状のデザインを採用し、木の格子で優しく包み込まれるような印象となっています。
紫と白のコントラストが新鮮な障子のフロア
3階は日本人に馴染みの深い「障子」をテーマにしたフロアです。ブランドカラーである濃い紫を背景にし、様々な形状の障子を光る白い面として捉えて空間にバランスよく配置し、モダンなデザインに仕上げました。
銀座店のテーマである「藤棚」を象徴するフロア。紫の天井を背景として、藤の花を模した約600本のシャンデリアが上品に煌めきます。和をイメージさせる白木の素材と、洋をイメージさせるクリスタルのシャンデリア。異質な素材や要素を合わせることで日本らしいラグジュアリーな表現を実現しました。
また、正面奥の壁面には、伝統的な建築様式である「鎧張り」を採用。白木と間接照明を組み合わせ、空間に奥行きを与えています。
ハイジュエリーの世界へ誘う、幻想的な京小路
5Fはハイジュエリーを専門的に扱うフロアです。エレベーターを降りると、輝く竹林をイメージした「京の小路」が目の前に広がります。
手漉き和紙で表現された小路は光の陰影により竹林のような印象となり、小路の奥にはオパールが織り込まれた西陣帯のオブジェを展示しています。ミニマルでありながらディテールを追求した完全予約制の3つの個室で 、NIWAKAのハイジュエリーをゆっくりとご堪能いただけます。
デザイン:NIWAKA
建築設計:㈱IAO竹田設計 / 建築施工:坪井工業㈱ / 内装設計施工:㈱GARDE
グランドオープン:2020年2月6日
所在地:東京都中央区銀座2-8-3
電話番号:03-5159-1117
営業時間:11:00 – 20:00
定休日:水曜定休(祝日は営業)・年末年始は休業
床面積:724㎡(219坪)
NIWAKAは、“人”と“我”から成る文字「俄」に由来し、1200年の歴史を持つ京都で誕生した、日本の美意識を伝えるジュエラーです。ジュエリーひとつひとつを「作品」としてとらえており、日本独自の芸術や四季の情景にインスピレーションを受けたデザインは、細部に至るまで妥協を許さない強い情熱を持ってジュエリーに仕上げられています。
厳格な基準で選定されたダイアモンドを用い、卓越した職人技から生み出されるハイジュエリーは圧倒的な輝きを放ち、360度どこから見ても美しく、アカデミー賞をはじめとしたアワードで着用されるなど、海外でも高い評価を受けています。