銀座線各駅のリニューアルに合わせてお披露目
東京地下鉄株式会社では、ゆとりと潤いのある文化的空間の創造を目的に、駅の新設やリニューアルに合わせてパブリックアートの設置を推進しております。このたび全駅のリニューアルを進めている銀座線の5駅にパブリックアートを設置いたします。
「地上にもっとも近い地下鉄」である銀座線では、2017年に下町エリア(浅草~神田)のリニューアルを終え、現在は商業エリア(三越前~京橋)、銀座エリア(銀座)、ビジネスエリア(新橋~赤坂見附)、トレンドエリア(青山一丁目~渋谷)のリニューアルを進めています。このたび、そのうちの京橋駅、銀座駅、虎ノ門駅、青山一丁目駅、外苑前駅の5駅において、4月以降順次パブリックアートを公開してまいります。
今後、銀座線では駅リニューアルに合わせて、順次、パブリックアートの設置を進めてまいります。銀座線をご利用の際には新しくなった駅とともに、パブリックアート作品もあわせてお楽しみください。
作品の概要は以下のとおりです。公開をご期待下さい。
■京橋駅 「Stripe Drawing – Flow of time」 (2020年4月1日公開)
ストライプに配置されたガラスは吹き抜ける風や空気の流れを表しています。ガラス面を通した光は角度によって色彩を変化させ、時とともに移ろいます。光が作り出す色彩の空間によって、この場所を流れる時間に安らぎがもたらされることを願っています。
・原画 :中西信洋
・サイズ :縦約2.0m 横約7.0m
・設置場所:3番出口付近
・協賛 :AGC株式会社
■銀座駅 「Crystallize(クリスタライズ)」 (2020年6月公開予定)
吉岡徳仁による光の彫刻。クリスタルガラスにより放たれた無数の光彩は、一つの大きな光となり、世界の平和と輝く未来を映し出します。光の彫刻は行き交う人々に輝きを与え、銀座駅の新しいシンボルとなります。
・原画 :吉岡徳仁
・サイズ :縦約1.65m 横約3.5m
・設置場所:B6出口付近
・協賛 :株式会社資生堂
■虎ノ門駅「白い虎が見ている」(2020年6月公開予定)
白虎のお面をかぶった女の子たちの群像彫刻。凹型のレリーフが引き起こす錯視によって、見る人の身体の動きと連動して向きを変え、こちらを眺めている様に見えます。モチーフ自体は空洞であり、「不在」であるという矛盾を孕みながら、視点によって異なる表情を見せるその像は、前を通る一人一人との間に親密な関係性を生み出します。虎ノ門駅を往来する全ての人を見守る新しいシンボルとなります。
・原画 :中谷ミチコ
・サイズ :縦約2.0m 横約9.0m
・設置場所:渋谷行ホーム
・協賛 :森村商事株式会社・日本土地建物株式会社・野村不動産株式会社
■青山一丁目駅 「みんな友だち」(2020年6月公開予定)
青山一丁目駅のコンセプトは「優雅な街並み」。多くの人々が行き交う駅構内の一角に、野見山暁治氏が原画を担当した、みずみずしい草木を想わせるステンドグラスを設置。のびやかに描かれた鮮やかな作品が、人々をつなぐ豊かな場になることを願って制作されました。
・原画 :野見山暁治
・サイズ :縦約2.0m 横約5.4m
・設置場所:渋谷方面改札付近
・協賛 :三菱地所株式会社、公益財団法人メトロ文化財団
■外苑前駅 「躍動の杜」(2020年6月公開予定)
銀杏並木道を全速力で駆け抜けるスプリンター。その視線の先に存在する伝説の競技場の数々で全力を尽くすアスリートたち。ここはスポーツの杜として知られる明治神宮外苑。世界中からスポーツの感動を求めて人々が集い歓喜するとき、神宮外苑は躍動の杜になる。本ステンドグラスは鑑賞者が作品世界に吸い込まれていくようなイメージで絵作りしました。訪れる人々を本物のスポーツの感動へいざなうアートとして存在し、親しまれ続けることを願っています。
・原画 :山下良平
・サイズ :縦約2.0m 横約5.0m
・設置場所:4b出口付近
・協賛 :伊藤忠商事株式会社
※各駅の公開予定については、変更となる可能性がございます。