ギャルリーためながにて《ポール・アイズピリ 展》開催のご案内(東京・銀座)

 

2022年1月29日(土) − 2月20日(日)

この度ギャルリーためながでは、東京店にて3年ぶりとなりますポール・アイズピリ(1919-2016)の展覧会を開催いたします。
3年前の開催時、ギャルリーためながは50周年を迎えました。アイズピリ展はその50周年の企画展として第一弾を飾り、大変好評を博しました。当画廊の一代表作家ゆえに屈指のコレクションを誇っており、本展でも初期から晩年まで、約40点の多彩な作品を展覧いたします。

 



「ノートルダムを望む」150   150 cm

 

ポール・アイズピリの作品は、夢の世界だと称されることがしばしばあります。
「私は馬鹿げた感じのこの非現実さが大好きだ。惹かれるものがある。」そう言って、楽しげにキャンバスへと向かうアイズピリが生み出した画中を飛び交うモチーフたちは、自由さや愛そのもの。
そして90歳を超えてなお、「本からはインスピレーションをうけたくないので、私なりのやり方で表現物を創り出している。私の世界から出てきた、アイズピリの小さな動物たちを。私は幸せなことに、この手のおかげで幻想も幸福も表現することができる。」と語り、晩年まで意欲的に制作を続けた画家の発想をより豊かなものにしたのは、画商として契約し、半世紀以上の時をともに歩み続けた爲永清司でした。
パリにいるときは毎日のようにアトリエへ赴き、本気になって絵の中へ入っていく。画家はその刺激を受けながら、溢れる創造力でにぎやかでロマンチックな世界を展開し続けました。そんなアイズピリの作品は生への歓びに満ち満ちており、鑑賞者を幸福感で包み込みます。

バスクの家系を引く彫刻家の父とイタリア人の母のもとパリに生まれたアイズピリは、幼少期から自然に絵筆を取り始め、17歳でエコール・デ・ボザールに入学しました。その後26歳でサロン・ドートンヌの会員に推挙され、1951年にはヴェネツィア・ビエンナーレのナショナル大賞を受賞する等若い頃よりその才能を高く評価されて参りました。
作品の人気は根強く、パリ市立美術館をはじめ、ベルギー、オランダなど欧米各地の美術館に所蔵され、日本では山形美術館(山形)、ニューオータニ美術館(東京)、なかた美術館(広島)など有数の美術館に蒐集され、世界中で愛されています。

この機会に是非本展をご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。

 

「バラとチューリップ」65   54 cm

 

展覧会開催概要 ​【 ポール・アイズピリ 展 】

会期:2022年 1月29日(土)-2月20日(日)
会場:ギャルリーためなが
東京都中央区銀座7-5-4
TEL:03-3573-5368
時間: 月-土 11:00-19:00
日・祝 11:00-17:00

webページ:
https://www.tamenaga.com/exhibitions?exhibition=exhibitions
 

 

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