松屋銀座の8階イベントスクエアでは、2022年3月7日(月)~21日(祝・月)の期間、シルバニアファミリーの企画展&スペシャルストア「シルバニア村のおいしい時間」が開催中です。
ココシルでも会期初日に会場へ遊びに行ってきました。入場無料なのが申し訳なくなるくらい、小規模ながらも満足感でいっぱいになれる内容でしたよ!
テーマは「たべもの」。シルバニア村の仲間たちがおくる、おいしい時間を集めた企画展
1985年にエポック社から発売された、日本生まれのドールハウスシリーズ「シルバニアファミリー」。ディテールまでこだわって作られた美しいハウスや家具、そして愛らしい手のひらサイズの人形たちによるユートピア的世界観は子どもだけでなく大人も虜にし、世界70以上の国と地域で愛されています。
松屋銀座では2019年にもシルバニアファミリーの大規模な展覧会が開催されましたが、今回の企画展のテーマは「たべもの」。
シルバニア村で暮らす動物たちが、家族で囲む幸せな食事の風景、季節を感じながら楽しむピクニックなど、「シルバニア村の仲間たちがおくる、おいしい時間」を集めて紹介するというものです。
会場に入るとまずはビッグサイズの赤ちゃん人形がお出迎え。この時点ですでに愛おしさで胸がいっぱいになりました。いくらなんでもかわいすぎませんか!?
通常の人形は手のひらサイズですが、この子たちは40~50cmくらいありそう。右の子は今年4月から新しくシルバニア村の仲間に入るフェネックちゃんかなと思います。
壁面には、Instagramなどで話題を集めたというたくさんの「おいしい時間」の写真がパネルで展示されています。パネルにはそれぞれショートストーリー風の場面解説がついていました。シルバニアファミリーに詳しくない方でも、読んでいけばすぐにシルバニア村の優しい世界に没入できるはず。
パンを持った赤ちゃんたちは胸が苦しくなるほどの愛らしさ…!
その後にはババンと大型のフォトスポットが登場! フォトスポットは全部で4カ所あります。本展のキービジュアルにもなった、動物の赤ちゃんたちがコック姿で自分の顔をかたどったパンを持っている「パン屋さん」のスポットが、やはり来場者に一番人気のようです。
筆者の許容量を超えるかわいい成分を摂取したため、「愛……」「尊い……」「命……」と呟くだけの生き物になってしまいました。
3歳くらいのお子さんを連れた女性が、フォトスポットで我が子の写真を熱心に撮っていたのが印象的。そのくらいの年頃の背丈だと、まるでシルバニア村の一員になったように収まりがいいんですよね。その光景がまたかわいらしいんです……。
小さいお子さん連れで本展に行かれる予定の方は、撮影用の小道具のパンなんかを持参していくと一体感のある写真が撮れていいかもしれません。
「歴代の『おいしい時間』商品」と題して、これまで発売された「たべもの」にまつわる商品を紹介する展示も。「おいしい給食セット」「ネズミのピザ屋さん」「おかしの家」「キャンディワゴン」などなど、時代ごとにシルバニア村の楽しい食事シーンを演出してきたたくさんのアイテムがまとめられています。
1985年発売の「ティーセット」や「調理セット」は本物の陶器で作られていたそうで、本物志向の大人に大人気だったとか。デザインも洗練されておしゃれですね。
2021年発売の、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」とのコラボで誕生したティータイムセットは「ラデュレ」の紙袋も付いていて素敵。ロマンティックなブランドロゴがシルバニアファミリーの世界によくマッチしています。
精巧な作りに見入るばかり…ミニチュアドールハウス作家たちの力作が集結!
さて、会場での一番の見どころといえばなんといっても、著名なミニチュアドールハウス作家をはじめ、日本ドールハウス協会所属の方々によるシルバニアファミリーとのコラボ作品です。どれも本展で初公開される作品だそうですよ。
ファンの間ではおなじみのミニチュアドールハウス作家・灰みみさんの作品は「妖精さんの不思議なお菓⼦屋さん」。どうやら魔法のお菓子を売っているようで、ちょっと秘密基地感があってワクワクします。バランスのよい彩りで瓶に詰められたお菓子や、見えるか見えないかギリギリの絶妙な位置の小道具の一つひとつにこだわりが感じられて、時間を忘れて見入ってしまいます。
日本ドールハウス協会の作品は、12名の参加者が「シルバニア村のおいしい一年」を各月ごとに表現しています。
8月の「わくわくサマーバーベキュー」はクマのお父さんの背中に注目! プリントされているのはクマの子どもたちでしょうか? 家族愛が伝わってきますね。
筆者の一番のお気に入りは11月の「冬ごもりの準備」。キノコやベリーを摘んで冬に備えている場面を表現したものですが、おそろいの服を着てお手伝いしている赤ちゃんがかわいすぎて情緒がおかしくなりました。木の中にはリボンやハサミなど、何かしらの作業のためのアイテムもチラホラ見えるなど、想像力をかき立てられる素敵な作品です。
ちなみに、ジオラマ作品の上部には各作品の部分をアップで撮影した写真が展示されています。本展の担当者さんにうかがうと、「作品で特に見てほしい注目ポイントを写真でご紹介しています。こんなふうになっているんだ、と知ってから作品に目を落としていただくと、作品の魅力を逃さずに楽しんでいただけるかと思います」とのことでした。ジオラマ初心者にもやさしい仕様です。
また、絵本作家・イラストレーターによるほんわりした雰囲気の描きおろしイラストや、「ゾートロープ」と呼ばれる円盤に載せた物体を素早く動かすことでアニメーションのように見せる装置も楽しめるなど、会場自体はけして広くないものの見どころがギュッと詰まった企画展でした。
スペシャルストアでは先行販売の「赤ちゃんトリオ(パン屋さん)」も!
展示フロアに併設されたスペシャルストアでは、先行販売商品「赤ちゃんトリオ(パン屋さん)」をはじめ、本企画のために撮りおろしたビジュアル、描きおろしたイラストをあしらった、企画展オリジナル商品が販売されています。
本展を楽しんだらこの子たちを持ち帰らずにはいられなくなると思いますが、売り切れないか心配ですよね。担当者さんによれば「会場先行販売商品はお一人各5点までの購入制限つきで、たっぷり在庫も確保していますので、すぐに売り切れることはないと思います」とのことでしたが、不安な方は早めに足を運んでみてください。
先行販売商品はほかに、ミニトートバッグ、ファスナーポーチ、スライドミラー、マスキングテープなど。全部で8種類ほどあるようです。
ちなみに、期間中は8階のMGカフェにてシルバニアファミリーとコラボしたメニューが提供されています。
コラボメニューを注文するとオリジナルコースターがプレゼントされるようなので、ファンの方は要チェック! ただし限定数に達し次第終了とのことです。
また、開催期間中の3月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日) の午前10時からはハズレなしで必ず景品がもらえる抽選会「シルバニアファミリーくじ」(1回税込600円)が、8階エレベーター前 特設カウンターで実施されるそう。
どんな景品が出てくるのか気になりますね~! こちらも景品がなくなり次第終了するようです。
ファンの方だけでなく、日常に疲れて「かわいいものが見たい」「癒されたい」と思っている方には心の底からおすすめしたい企画展&スペシャルストア「シルバニア村のおいしい時間」。
初日のお昼ごろにうかがったところ、それなりの人混みでしたが特にぶつかり合うこともなく、じっくりと作品を鑑賞できる程度の混雑具合でしたので参考にしてみてください。開催は3月21日(祝・月)まで!
企画展「シルバニア村のおいしい時間」開催概要
会期 | 2022年3月7日(月)~3月21日(祝・月) |
会場 | 松屋銀座8階イベントスクエア |
開催時間 | 午前10時~午後8時 ※3月13日(日)は午後7時30分まで ※最終日は午後5時閉場、入場は閉場の30分前まで |
入場料 | 無料 |
問い合わせ | 松屋銀座 03-3567-1211(⼤代表) |
URL | ■シルバニアファミリー 公式サイト https://www.sylvanianfamilies.com/ja-jp/ ■シルバニアファミリー 公式Twitter ■松屋銀座 企画展詳細ページ |
※本記事の内容は掲載日(2022/3/8)時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
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