元首相 細川護熙氏の展覧会「明日への祈り」 銀座 ポーラ ミュージアム アネックスにて6月4日 (土)から開催

「百鬼蛮行 ーわたしのゲルニカー」2022年 素材:カンヴァス・油彩 H97×W162㎝ 撮影:齋藤芳弘

 

ウクライナ支援を目的に

ポーラ ミュージアム アネックス(東京・中央区銀座)では、細川護熙氏の展覧会「明日への祈り」を2022年6月4日(土)から6月12日(日)まで開催致します。



細川護熙氏は、作陶をはじめとする創作活動に加え、2009年から油絵を、2012年には襖絵の制作を開始し、京都や奈良のお寺に襖絵を奉納するなど、その活動は多岐に渡ります。
今回、細川氏はウクライナにおける悲惨な現状について、一人のアーティストとして「何かできることは無いか」を考え、本展開催に至りました。ウクライナを想い、明日への祈りをささげた新作「百鬼蛮行―わたしのゲルニカー」ほか、漆絵や書など過去に制作された作品を展示・販売します。また、平和と安寧を願い、2019年に奈良 薬師寺慈恩殿に奉納された障壁画大下図と今年の5月13日に京都 龍安寺に奉納する雲龍図襖絵の下図も併せて展示致します。なお、展覧会での収益はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に寄付を予定しています。

 

∥展覧会概要∥
展覧会名:細川護熙展「明日への祈り」
会 期:2022年6月4日(土)- 2022年6月12日(日) ※会期中無休
開館時間:11:00 – 19:00 (入場は18:30まで)
入 場 料:無料
会 場:ポーラ ミュージアム アネックス(〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9番出口から徒歩6分
主 催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
協 力:細川事務所
U R L:http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
 

「神よ憐み給え ―私のミゼレーレ―」2022年 素材:カンヴァス・オイルパステル・金箔 H180×W120㎝ 撮影:齋藤芳弘

 

∥作家ステートメント∥
ウクライナの悲惨な状況が毎日伝えられていますが、今日の事態は決して、日本から1万キロも離れた国のひとごとでは済まされません。まさに我々は自分のこととして対応しなければならない大変な問題です。

今、この戦火の中で苦しんでいる人たちのことを思うと、とてもじっとしてはいられません。

私はこれまで書、陶、絵、漆などの創作活動をしてきましたが、いま私にできることは、せめてアーティスト
として絵筆を執り、平和への願いを込めて作品を描くことだと改めて強く思いました。ウクライナの状況に心を揺さぶられ描いた油絵「百鬼蛮行―わたしのゲルニカー」などを展示させていただくと共に、今まで描いた絵画や書などの作品を展示、販売し、あるいは、募金箱にご寄付いただき、その益金を、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて支援したいと考えています。

ひとりでも多くの方にご賛同いただけることを心から願っています。

細川 護熙

 

∥プロフィール∥
細川 護熙(ほそかわ もりひろ)
1938年 東京都生まれ
1963年 上智大学法学部卒業
1963年 朝日新聞社入社 社会部記者
1971年 参議院議員
1983年 熊本県知事
1992年 日本新党結成
1992年 参議院議員
1993年 衆議院議員
1993年 第79代内閣総理大臣任命
1998年 衆議院議員辞職
1999年 作陶を始める
2001年 初個展、以降国内各地、パリ、ニューヨークなどで個展開催
2009年 油絵を描き始める
2012年 襖絵の制作を始める
京都 地蔵院に瀟湘八景図襖絵8面を奉納
2014年 京都 建仁寺正伝永源院に四季山水図襖絵24面を奉納
2018年 奈良 東大寺に白文華厳経唯心偈6曲2双屏風を奉納
2019年 奈良 薬師寺慈恩殿に東と西の融合障壁画66面を奉納
2021年 京都 大本山建仁寺に瀟湘八景図襖絵24面を奉納
2022年 京都 龍安寺に雲龍図襖絵32面を奉納
 

 

 

<過去の関連記事>
【ポーラ ミュージアム アネックス】若手アーティストによるグループ展「ポーラ ミュージアム アネックス展 2022」 2022年2月11日(金・祝)より開催

【ポーラ ミュージアム アネックス】ベルリンを拠点に制作活動を行う若手アーティスト 柏原由佳の展覧会「1:1」 3月14日(日)まで

「ポーラ ミュージアム アネックス展 2021 –自動と構成-」3月18日(木)から ポーラ美術振興財団の助成作家8名を前後期に分けて紹介

Top