鎧兜をモチーフに人間の内面性や多様性を問いかける美術作家、野口哲哉の展覧会「this is not a samurai」銀座 ポーラ ミュージアム アネックスにて7月29日 (金)から開催

《WOODEN HORSE》 2020年 H22.0cm ミクストメディア 高松市美術館蔵

 

代表作の立体や平面など約40点と、本展のために制作された新作も併せて展示

ポーラ ミュージアム アネックス(東京・中央区銀座)では、2018年開催の「中世より愛をこめて」から4年ぶりとなる野口哲哉の展覧会「this is not a samurai」を2022年7月29日(金)から9月11日(日)まで開催致します。

 



野口哲哉は、鎧兜をモチーフに人間の内面性や多様性を問いかける美術作家です。2021年の巡回展をはじめとした国内外での展示開催や海外ブランドとのコラボレーションなど、その活躍は多岐に渡り、見る人に感情を押し付けないニュートラルな作風はあらゆる世代や国籍の人々に広く受け入れられています。

野口は樹脂や化学繊維といった現代的な素材を使って作品を制作しています。それは鉄や漆などの素材、あるいは鎧兜といったモチーフに付きまとう、「こうあるべき」という原理主義的な事柄に対する、野口独自のアイロニーでもあります。
鎧武者だけではなく、人間が誰しも持つ暴力性や生々しさ、現代人だけではなく、どの時代の人間も持つ優しさや美しさ、野口の作品は心地よい緊張感と静かなユーモアが交錯する、新しい形の現代美術と言えます。

本展では、野口の作品の中から代表作の立体や平面など約40 点と、本展のために制作された新作も併せて展示します。
作品に込められた優しさと悲しさ、人間への好奇心にあふれた世界を紹介します。

 

《21st Century Light Series ~The Tap~》 2020年 9.2×13.8cm アクリルボード 高松市美術館蔵

《WOODEN HORSE》 2020年 H22.0cm ミクストメディア 高松市美術館蔵


 

∥展覧会概要∥
展覧会名:野口哲哉「this is not a samurai」
会 期:2022年7月29日(金)- 2022年9月11日(日) ※会期中無休
開館時間:11:00 – 19:00 (入場は18:30まで) / 入場無料
会 場:ポーラ ミュージアム アネックス(〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階)
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9番出口から徒歩6分
主 催:株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
協 力:ギャラリー玉英
U R L:http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
※諸事情により内容が変更になる場合がございます。ギャラリーHPで最新の情報をご確認のうえ、ご来場をお願い致します。

 

《THE MET》 2020年 H42.5cm ミクストメディア

 

∥プロフィール∥
野口哲哉 Tetsuya Noguchi
1980年、香川県高松市生まれ。
2003年、広島市立大学芸術学部油絵科卒業、05年同大大学院修了。
「鎧と人間」をモチーフに、 樹脂やアクリル絵具を使って彫刻や絵画作品などを制作する。
2016年、香川県文化芸術新人賞受賞。
主な個展に、「野口哲哉展-野口哲哉の武者分類図鑑-」(練馬区立美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館)、「中世より愛をこめて」(ポーラ ミュージアム アネックス)、「鎧ノ中デ-富山編-」(秋水美術館)
2021年、巡回展「THIS IS NOT A SAMURAI」(高松市美術館、山口県立美術館、群馬県立館林美術館、刈谷市美術館)など。

 

《Cat-walk 2020》 2020年 50.5×39.5cm 紙本アクリル彩色 高松市美術館蔵

 

 

 

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