2023年3月1日(水)~15日(水)Sony Park Miniにて開催 #ginzaza #sonyparkmini
10坪の実験的POP-UPスペースSony Park Mini(ソニーパークミニ)では、感性を刺激する、わずか8席の「短編映画の遊び場」として、短編映画の可能性を掘り下げていくシリーズプログラム「GINZAZA(ギンザザ)」の第2回目となる「GINZAZA Edition 2:コントロール Control」を、2023年3月1日(水)から15日(水)まで開催します。
「GINZAZA」は、映画監督の空音央(そら・ねお)、映画キュレーターの増渕愛子(ますぶち・あいこ)、デザイナーの真崎嶺(まさき・れい)、編集者の井戸沼紀美(いどぬま・きみ)で構成される「Team GINZAZA」と、Sony Park Miniがコラボレーションしたプログラム。昨年5月に第1回目を開催し、「短編映画を気軽に楽しめる映画館」「鑑賞後にみんなで感想を語り合える」など多くの反響をいただき、好評を博しました。
第2回目となる今回は、世の中に溢れる「コントロール」をテーマに、世界中から集められた選りすぐりの短編映画9作品と、“スイカ割り” のプロセスを制作手法に取り入れたGINZAZA初のオリジナル映像作品「終電」を上映します。
【今回のみどころ】 ■ 世界中から集められた選りすぐりの短編映画9作を上映+監督のQ&A映像も! ■ 『不思議惑星キン・ザ・ザ』のワンシーン再現を目指したオリジナル映像を世界初公開 ■ 会場では、文筆家・五所純子によるオリジナル掌編も掲載のフリーマガジンなどを配布 隣接する「西銀座駐車場コーヒー」では期間限定ポップコーンやアイスサンドを販売 |
・世界中から集められた選りすぐりの短編映画9作を上映+監督のQ&A映像も!
GINZAZAは、東京・銀座の地下駐車場にあるSony Park Miniの小さな空間が、感性を刺激する、わずか8席の「短編映画の遊び場」になるシリーズプログラムです。毎回異なるテーマを軸に短編映画を掘り下げながら、カジュアルな雰囲気の中で気軽に短編映画がお楽しみいただける場をつくります。
第2回目となる「GINZAZA Edition 2」では、「コントロール」をテーマにキュレーションした作品を15日間にわたって上映します。私たちの身の回りには、そこかしこに様々なレベルの「コントロール」が溢れています。劇中で描かれる登場人物たちの感情の動きや、画面を彩る光や音の一つひとつを追いながら、皆さんに「コントロール」という言葉の持つ多様なニュアンスを自由に感じ取っていただきたいと思います。
キュレーターは、ニューヨークと東京を拠点に、短編映画、ドキュメンタリー、PV、コンサートフィルムなどを数多く監督、撮影、制作している映画監督の空音央と、同じくニューヨークと東京を拠点とし、MoMA、Film Forumなどでゲストキュレーターを務める増渕愛子。また第2回となる今回は、映画上映と執筆活動を軸に活動を続ける「肌蹴る光線」主宰の井戸沼紀美もキュレーションに参加しています。上映作品ラインナップは、世界中から集められた選りすぐりの短編映画9作。『カンヌ国際映画祭』で短編部門のパルム・ドールを受賞した作品やアニメ、ドキュメンタリーなど注目作が出揃っています。また前回のGINZAZAで好評を博した監督へのQ&A映像を今回も全作品でご用意しました。
入場は当日チケット制で1作品100円、席数は8席、各回上映30分前にSony Park Miniでチケット販売を開始します。平日月曜から金曜は10:00~19:00の1時間毎に1作品、週末の土曜・日曜は10作品を3つのコンセプトにカテゴライズし、11:00 / 14:00 / 17:00の3回に分けて上映します。会期中はTeam GINZAZAの面々も会場を訪れ、来場者とともに短編映画談議に花を咲かせる予定です。
・『不思議惑星キン・ザ・ザ』のワンシーン再現を目指したオリジナル映像を世界初公開
今回のGINZAZA では、アメリカでさまざまなデザイン技術を学んだ後、2017年より拠点を東京に移し活動するグラフィックデザイナー・真崎嶺が中心となって制作したオリジナル映像「終電」を世界初公開します。
真崎氏は日々、クライアントワークを含むデザインの仕事を続ける中で、自身のクリエイティビティを絶やさないためにはどうすれば良いかを考え始め、そして「まったくコントロールできないプロセスの中に、一度身を置いてみるのはどうだろう?」と想像するようになりました。
この話に興味を持ったTeam GINZAZAが、彼の想像を現実のものにするべく発足したプロジェクトが「スイカ割り映画プロジェクト」です。
同プロジェクトの内容は、SFコメディ映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』(ゲオルギー・ダネリア監督、ソ連、1986年)のワンシーンを、監督が実際の映像を観ないままに再現する、というものです。監督経験を一切持たない真崎氏が、GINZAZAチームから手渡された脚本資料だけを頼りに映画を作る様子は、まるで目隠しをされた挑戦者が目的に向かって棒を振り回す「スイカ割り」のようでした。経験豊富な映画スタッフたちと一緒に作った、人気グラフィックデザイナーならではのこだわりが輝く映像作品をぜひご覧ください。
GINZAZAの会場では、真崎氏が完成させた映像と元のワンシーンをどちらも上映します。
プロジェクトの結果をぜひ、会場で見届けてください。
・会場では、文筆家・五所純子によるオリジナル掌編も掲載のフリーマガジンなどを配布
隣接する「西銀座駐車場コーヒー」では期間限定ポップコーンやアイスサンドを販売
会場では、無料でお持ち帰りいただける、デザイン:真崎嶺、編集:井戸沼紀美のフリーマガジン「ZineZaZa(ジンザザ)」を配布。同冊子には、文筆家・五所純子(ごしょ・じゅんこ)が「コントロール」をテーマに書き下ろしたオリジナル掌編を掲載しています。
また、チケットをご購入いただいた方にはGINZAZAオリジナルステッカーをプレゼントするほか、上映作品を全て鑑賞すると、GINZAZAオリジナルのピンバッジを進呈します。
さらにSony Park Mini内にある西銀座駐車場コーヒーでは、GINZAZA会期中限定のコラボメニューとして、ポップコーンとアイスサンドがメニューに加わります。銀座散策の隙間にさくっと鑑賞するもよし、ポップコーンをほおばりながらゆるく深く語らうもよし。様々なスタイルで、新たな短編映画との出会いをお楽しみください。
・「Team GINZAZA」アーティストプロフィール
空 音央
ニューヨークと東京を拠点に活動している映画監督、翻訳家、アーティスト。短編映画、ドキュメンタリー、PV、コンサートフィルムなどを数多く監督、撮影、制作。最新の短編映画『The Chicken・鶏』(2020年)は、『ロカルノ国際映画祭』で世界初上映した。
増渕 愛子
ニューヨークと東京を拠点とする映画キュレーター、プロデューサー、翻訳家。ジャパン・ソサエティーで映画部を担当後に独立し、MoMA、Film Forumなどでゲストキュレーターを務める。空音央の短編映画『The Chicken』(2020)をはじめ、いくつもの短編・長編映画をプロデュース。
真崎 嶺
ニューヨーク生まれ。2017年から東京で活動している日系アメリカ人のグラフィックデザイナー。パーソンズ美術大学でイラストレーションを、クーパー・ユニオンにてタイプデザインを学び、現在はバーモント美術大学でグラフィックデザインの修士号を取得中。2022年に独立し、「Studio RAN」を設立。
井戸沼 紀美
福島県生まれ、都内在住。明治学院大学卒。大学在学中にニューヨークまで映画監督/詩人のジョナス・メカスに会いに行ったのち、同監督作の上映会を行なった経験をきっかけに、2018年から上映・執筆を軸にしたプロジェクト「肌蹴る光線」を主催している。
・五所 純子 プロフィール
文筆家。単著に「薬を食う女たち」(河出書房新社)。共著に「虐殺ソングブックremix」(河出書房新社)、「1990年代論」(河出書房新社)、「心が疲れた時に見る映画」(立東舎)など、映画・文芸を中心に多数執筆。
・「GINZAZA Edition 2:コントロール Control」概要
プログラム名称:GINZAZA Edition 2:コントロール Control
開催期間:2023年3月1日(水)~15日(水)
開催時間:月曜日~金曜日:9:30~20:00 、 土曜日、日曜日:10:30~19:00
場所:Sony Park Mini(東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階)
アーティスト:Team GINZAZA(空音央、増渕愛子、真崎嶺、井戸沼紀美)
入場料:100円(税込) / 1作品 ※GINZAZAオリジナル映像は無料
詳細:
– 月曜から金曜は、10:00~19:00の1時間毎に1作品を上映します。
– 週末の土曜・日曜は10作品を3つのコンセプトにカテゴライズし、11:00 / 14:00 / 17:00の3回にて上映します。
– 各回の本編上映終了後に、監督へのQ&A映像を上映します。
– 入場は当日チケット制で、席数は8席。各回上映30分前に、Sony Park Miniにてチケット販売を開始します。
– 上映作品を全て鑑賞すると、GINZAZAオリジナルのピンバッジを進呈します。
– 上映スケジュールの詳細はGINZAZAウェブサイトをご覧ください。
– プログラムに変更等がある場合は、Sony Park公式SNSでお知らせいたします。
GINZAZAウェブサイト:http://ginzazafilms.com/
GINZAZA公式Instagram:https://www.instagram.com/ginzazafilms/
@ginzazafilms
ハッシュタグ: #ginzaza
上映作品リスト ※邦題(原題/英題)
* 全作品、日本語 / 英語で鑑賞いただけるよう字幕対応しています。
風(Szél/Wind)
監督:マルセル・イヴァニ
写真家・ルシアン・エルヴェによる作品『Three Women(三人の女)』を基にした映画。1枚の写真の裏側に潜んでいたかもしれない物語を、台詞なし・モノクロの詩的な長回しが描き出す。1996年の『カンヌ国際映画祭』で短編部門のパルム・ドールを受賞。
6分・1996年・ハンガリー
デカケツと私(My Fat Arse and I)
監督:エリザベータ・ピスマック
自分が太っていると思い込み、激しいダイエットを決意する主人公を描くアニメーション。自身もかつてボディーイメージに悩まされていたという監督(1997年生まれ、ウクライナ出身)は、ある日ふと「ケーキやドーナツにこれほど激しい感情を抱くのはシュールな事だ」と気が付いたのだそう。劇中、『セーラームーン』にオマージュを捧げるような展開も。
10分・2021年・ポーランド
コンスタント(Constant)
監督:サーシャ・リトヴィンセヴァ、ベニー・ヴァーグナー
生活の中で、何の疑いもなく使用されている計測の単位「メーター(m)」は、どのようにして生まれ、一般的になったのか。同作は、その社会的・政治的な歴史をたどるドキュメンタリー。もともと人間の身体と密接な関係にあった計測の行為が、やがて身体から切り離されていった理由を、3D技術も多用しながら問うていく。
40分・2022 年・イギリス、ドイツ
グッドデイ(Good day)
監督:チャン・ジーテン
離婚間近の実業家は、あるとき妻に家を追い出されてしまう。ゴルフセットを持ち出そうとこっそり家に帰ると、妻と同じ名前の台風がやってきて……。シネマトグラファー(撮影)として過去に『金馬奨』にもノミネートされた監督による画づくりにも注目。
20分・2021年・台湾
future past perfect pt. 03(u_08-1)
監督:カールステン・ニコライ
アルヴァ・ノト名義での音楽活動でも知られるニコライ。「future past perfect」は、年ごとの関心事に焦点を当てた映像シリーズで、「pt. 03」は「pt. 01」(2010年)よりも早く、初めに発表された作品。嶋田久作演じる主人公が夜の公園でお茶を買おうとすると、予想だにしない出来事が起き始めて……?
4分・2009 年・ドイツ
ニードル(Needle)
監督:アナヒタ・ガズヴィニザデフ
主人公のリリーが耳にピアスの穴を開けるまでを描いたドラマ。アメリカを拠点に活動するイラン出身のガズィニザデフ監督は、自身にとって2作目の短編である同作で『カンヌ国際映画祭』シネフォンダシオン部門のグランプリを獲得。審査員の一人であったジェーン・カンピオンは『ニードル』をレナ・ダナムの作品と比較しながら称えたのだそう。
21分・2013年・アメリカ
ギフト(Kado(A Gift))
監督:アディティア・アフマッド
主人公のイスフィは男友達とズボンを履いて遊ぶ一方、ニタの家に遊びに行くときにはヒジャブを着用しなければならなかった。監督は過去作でも共に仕事をした主演のイスフィラ・フェビアナと再会した際、イスフィラの身に起きていた変化や会話の内容にうながされ、本作を制作したのだそう。『ヴェネツィア国際映画祭』オリゾンティ部門で最優秀短編賞を受賞した。
15分・2018年・インドネシア
パッセージ(The Passage)
監督:キタオ・サクライ
群馬で生まれ、オハイオ州で育ったキタオ・サクライが手掛ける「サイレント」映画。主人公のフィルが謎の文化圏をいくつもくぐり抜けながら、追手から逃げる様子をコメディタッチで描く。A24の話題作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で監督を務めたダニエルズも同作から受けたインスピレーションについて公言している。
22分・2018年・アメリカ
スイスからの土産(A Souvenir from Switzerland)
監督:ソラヨス・プラパパン
監督は自作の上映のために訪れたスイスの『ヴィンタートゥール国際短編映画祭』で、政治難民となったアフガニスタン人の監督と再会する。スイスの風景を映した映像と他愛のない会話の音声が、いつしか観客の意識を遠い場所へと誘うドキュメンタリー。プラパパン監督は音響技術者としての経歴も持つ。
13分・2015 年・タイ
終電(Last Train) *Team GINZAZA制作作品
監督:真崎嶺
GINZAZA初のオリジナル映像作品。SFコメディ映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』(ゲオルギー・ダネリア監督、ソ連、1986年)のワンシーンをベースに制作された。企画が発足した背景については本リリース文中をチェック!『不思議惑星キン・ザ・ザ』のワンシーン(2分)も併映。
4分・2023 年・日本
・Sony Park Miniについて
Sony Park Mini は、2024年に完成を目指す新・Ginza Sony Parkに向け、東京・銀座の数寄屋橋交差点のほぼ真下に位置する西銀座駐車場の地下1階に2022年3月23日にオープンした、10坪の実験的POP-UPスペースです。「アーティストの鼓動を感じるプログラムを起動し続ける」ことをコンセプトに、訪れるたびに新しいプログラムとの出会いがある場をつくります。音楽、映画、アート、食、ファッション、ショッピングなど幅広い分野をテーマに、個性溢れるクリエイターやアーティストと共に、年間を通じて30以上のバラエティに富んだ実験的かつ挑戦的なプログラムを実施。またSony Park Mini内にある「西銀座駐車場コーヒー」では、厳選されたコーヒー豆から抽出したアメリカーノやカフェラテをはじめ、ミルクブリューやレモネードなどのドリンク、自然素材にこだわったヴィーガンのクッキーやパウンドケーキをテイクアウトにて販売しています。
施設名称: Sony Park Mini
場所: 東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階
営業時間:
プログラム 11:00-19:00
(GINZAZA開催期間中 平日:9:30-20:00、土日:10:30-19:00)
西銀座駐車場コーヒー 平日 8:00-19:00、土日祝 11:00-19:00
(GINZAZA開催期間中 平日:8:00-20:00、土日:10:30-19:00)
定休日:不定休
床面積:約30.0㎡(約10坪)
公式WEBページ:https://www.sonypark.com/mini
西銀座駐車場コーヒーInstagram:https://www.instagram.com/nishiginzaparking_coffee/
@nishiginzaparking_coffee #西銀座駐車場コーヒー #nishiginzaparking_coffee
・Ginza Sony Parkについて
Ginza Sony Parkは、ソニービル設立当初からの「街に開かれた施設」というコンセプトを継承し、ソニービルの解体工事の途中2018年8月9日にオープンしました。年間を通して驚きや遊び心が感じられる様々なイベントやライブなどのプログラムを実施する、都会の中にある「変わり続ける実験的な公園」として、3年間で854万人のお客さまにご来園いただきました(2021年9月末時点)。
現在は建て替え工事を進めており、2024年に新・Ginza Sony Parkが完成する予定です。
Sony Park 公式Webサイト・SNSアカウント
Web:https://www.sonypark.com/
Instagram:https://www.instagram.com/ginzasonypark/
Twitter:https://twitter.com/ginzasonypark/
Facebook:https://facebook.com/ginzasonypark/
YouTube:https://youtube.com/ginzasonypark/
@ginzasonypark #ginzasonypark #sonyparkmini
【ソニー企業株式会社】プレスリリースより
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