デジカメを持った女子がふたり、さっきからこちらをチラチラ窺っている。「ミキモト」と「山野楽器」のビルに挟まれた空間に、毎年飾られるクリスマスツリーの前である。 「シャッター押しましょうか?」 銀座の冬の風物詩「ミキモトの…
銀座デジカメ散歩ー9 「泰明小学校と幼稚園」
華やかな銀座の通りから、数寄屋橋公園に入る。園内には右側に、岡本太郎の通称「若い太陽の塔」。右奥にはまるで「森の中の怪しい洋館」みたいな建物が見える。建物に沿って、高速道路と林に挟まれた小道を歩くと、建物の全景が見えてく…
銀座デジカメ散歩ー8 「誰もいない瞬間」
日曜日の12時すこし前くらいの時間に、地下鉄有楽町の駅から、数寄屋橋の方へ向かって、地下街を歩いていた。「有楽町イトシア」や「有楽町マルイ」の下あたりの空間である。お昼なのに人影はまばら。あたりに全く人がいない瞬間が、な…
銀座デジカメ散歩ー7 「小説家と写真家」
路地に入り、ひとつの扉を開け中に入る。そこはバーである。店内の右側に沿うカウンターの一番奥、そこには作家・太宰治があぐらをかいて座っている。写真家の林忠彦は、膝をついてしゃがみ、作家を見上げるアングルでシャッターを押した…
銀座デジカメ散歩ー6 「特別な日」
家でテレビを見ていたら「今日銀座で、読売ジャイアンツの優勝記念パレードがある」と言っている。地下鉄を乗り継いであわてて銀座通りへ向かった。しまった。もう通過したらしい。「プランタン銀座」の前で、「ジャイアンツ日本一パレー…
銀座デジカメ散歩ー5 「警察博物館」
銀座通りの高速道路道路をくぐり、京橋の方へ歩くとすぐ右側にあるのが「警察博物館」。銀座通りの方から歩いてくると、いきなり別世界に来たような感覚に襲われてしまう。入り口の前に「白バイ」。中に入ると、なんと「ヘリコプター」が…
銀座デジカメ散歩ー4 「移動式宝くじ売り場」
マロニエ通りの歩道に、いつも置いてある、布のシートで覆われた「モノ」。下に車輪が付いている。たぶん「アレ」だとは思っていたのだが、やっとそれの実物と遭遇した。そう「移動式宝くじ売り場」(正式名称はなんというのだろうか?)…
銀座デジカメ散歩ー3 「太陽の塔」
「数寄屋橋公園」に建つ「太陽の塔」は、フランスで抽象美術運動やシュルレアリスム運動に直接関わった芸術家・岡本太郎の作品である。日本の芸術運動をも牽引しつづけた、この世界的芸術家の作品「太陽の塔」は、万国博覧会が大阪で開催…
銀座デジカメ散歩ー2 「街角のキューピッド」
「天賞堂」ここは「子供のこころを持った大人の天国」だ。「ゴム動力の模型飛行機」「零式艦上戦闘機のフィギュア」「Nゲージの鉄道模型」こころを激しく揺さぶるモノを売る、老舗である。 天国なのであるから、天使が客引きをしている…
銀座デジカメ散歩ー1 「時計塔の80年」
銀座4丁目の交差点で信号が青になるのを待っている時、連れの旧友が言った。「この場所で、昔と変わったところがあるんだけど、なんだか分かる?」なんとか信号が変わる前に見つけた。服部時計店の時計塔に「SEIKO」の文字がある。…