2024年4月15日、1874年の第一回印象派展から150年。「印象派誕生150年記念 平松礼二展−北斎やモネの囁きが聴こえる」銀座にて開催

 

フランスにて展覧会を直前に控えた日本画家・平松礼二氏による最新作20点を国内で発表/本展よりギャラリー桜の木銀座2024移転・グランドオープン

 

2024年は、印象派誕生150年記念の年。世界各地で大型の記念美術イベントが開催されます。印象派の本拠地・フランスでは、印象派の眼を通じ日本美の核心を発見する日本画家・平松礼二氏の通算3度目となる個展「平松礼二—睡蓮交響曲」展(7/12〜11/3)がジヴェルニー印象派美術館にて計画されています。日本国内における直前の壮行会企画として、このほど、株式会社ギャラリー桜の木(本社:中央区銀座、代表:岩関禎子)では、1874年に開催された第一回印象派展と同日程で「印象派誕生150年記念 平松礼二展−北斎やモネの囁きが聴こえる」をギャラリー桜の木銀座本店(4/15移転・新装オープン)にて開催、本展のために描かれた20点の新作を発表します。

 

「日本の山河」二曲一隻屏風(2024年)

 

展覧会・イベント詳細:

展覧会名:印象派誕生150年記念 平松礼二展−北斎やモネの囁きが聴こえる
会期:2024年4月15日(月)-5月15日(水)11時–19時 
※最終日5月15日(水)16時まで 火祝休廊 
会場:ギャラリー桜の木銀座 
〒104 -0061東京都中央区銀座4-3-6 G4 BRICKS BLD. 7F Tel. 03-6228-6646
作家来場 : 初日4月15日㈪ 、4月27日㈯ 各14時~



概要:第一回印象派展(1874)から150年、によせて、現代を生きる日本画家からの返歌。平松礼二氏の作品が世界を照らす記念の年に、その壮行会として、移転して新たな画廊空間となったギャラリー桜の木が現代のつくり手たちの芸術を育む場となるように願いを込めグランドオープン第一弾企画として、開催。最新作(大型作品中心)20点を展覧、入場無料、展示即売。

出品作品図録ダウンロード:https://www.sakuranoki.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/0c182d0ad3bb37049e607139531b6510.pdf

 

 

第一回印象派展について:

150年前、後に第一回印象派展と呼ばれるグループ展(1874年4月15日-5月15日 パリ、カピュシーヌ通りの写真家ナダールのアトリエにて)が開かれました。
保守を極める美術アカデミーに対抗し、画家たちが自ら熾した芸術運動のはじまりです。
開催当時は「画家、彫刻家、版画家などによる共同出資会社の第一回展」が正式タイトルでした。初日から10日後の新聞に掲載された批評家による酷評記事中、揶揄のために用いられた“印象”ということばが「印象派」誕生のきっかけとなった、というストーリーはあまりにも有名です。

 

 

平松礼二氏とフランス、印象派:

日本画家である平松礼二氏が、日本美を印象派の画家たちの眼から発見する「印象派・ジャポニスムシリーズ」を開始、多くの日本人の心に新たな熱をともしたのは1999年のことでした。その後2013年に印象派の故郷・フランスで、モネが生涯を注いだ庭に隣接する公立ジヴェルニー印象派美術館の求めにより開催された「平松礼二展」は、国際的に大きな反響を呼び、来場者数、図録販売数ともに数々の記録をうち立てます。
その後フランス政府の要請に応えて、2018年にも日仏修交通商条約締結160周年記念事業の一環として開催。その功績から2021年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。そして、計3度目の個展が、今夏オリンピック・パラリンピックで沸くフランスにて、同じく印象派誕生150年を記念して開催されます。
フランス ジヴェルニー印象派美術館「平松礼二ー睡蓮交響曲」展詳細ページURL:
https://www.mdig.fr/en/exhibitions-and-activities/exhibitions/hiramatsu-reiji-symphony-of-water-lilies/
この10年余でジヴェルニー印象派美術館は大型作品を中心に、同館の主要コレクションとして平松礼二作品88点を購入。今後フランス国に永く庇護され、世界へ発信されてゆく、一大コレクションが形成されています。

 

「フランスジヴェルニー・晩秋の池」二曲一隻屏風(2024年)

 

平松礼二 プロフィール:

 

 

平松礼二 (ひらまつ・れいじ) 日本画家 現在 無所属
一般社団法人日本美術家連盟 委員 公益財団法人美術文化振興会 評議員
順天堂大学 国際教養学部 客員教授 町立湯河原美術館 名誉館長 愛知大学 名誉博士

【主な収蔵先】
公立ジヴェルニー印象派美術館(仏)、東京都現代美術館、箱根芦ノ湖 成川美術館、山種美術館、MOA美術館、町立湯河原美術館、在仏日本国大使館公邸、OECD日本政府代表部 他多数

1941年 東京都生まれ、5歳で愛知県に転居
1961年 愛知県立旭丘高等学校美術課程卒業
1965年 愛知大学卒業
1977年 創画展創画会賞、春季展賞受賞
1989年 第10回山種美術館賞大賞受賞
1994年 多摩美術大学造形表現学部教授就任( ~ 2005年)
2000年 「文藝春秋」1月号より表紙画担当( ~ 2010年12月号まで)
第12回MOA岡田茂吉賞大賞受賞
2006年 町立湯河原美術館に平松礼二館が開館
2011年 名古屋市美術館にて「画業50年の軌跡 平松礼二展」開催
2013年 フランス公立ジヴェルニー印象派美術館にて「平松礼二 睡蓮の池 モネへのオマージュ」展開催
日曜美術館(NHK)にて「命めぐる睡蓮の庭 平松礼二 モネとの対話」放映
2014年 ドイツ・ベルリン国立アジア美術館にて「平松礼二 睡蓮画 モネへのオマージュ」展開催
2015年 「尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅 光琳アート 光琳と現代美術」(MOA美術館)に出品
2017年 箱根 芦ノ湖 成川美術館にて「平松礼二~世界を魅了するジャポニスム~」展開催
2018年 日仏修好通商条約締結160周年記念事業である“ジャポニスム2018”のフランス側企画の一環として、
フランス公立ジヴェルニー印象派美術館にて「平松礼二 イン ジヴェルニー」展開催
2021年 フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章
2024年 全長90mの14点からなる屏風連作『睡蓮交響曲』がフランス公立ジヴェルニー印象派美術館に収蔵
フランス公立ジヴェルニー印象派美術館にて、印象派誕生150年記念「平松礼二 ‒ 睡蓮交響曲」展開催

 

 

ギャラリー桜の木銀座とは:

ギャラリー桜の木は、国内外の今を生きるアーティストのアトリエから届く「プライマリー作品(美術界の一次流通作品)」に特化したギャラリーです。美の活力に溢れるアート作品を幅広いジャンルで紹介しています。銀座と軽井沢に画廊があり、うち銀座本店がこの春移転。開放感と素材感が印象的な空間に。本展よりグランドオープンいたします。
文化芸術を愛するコレクターと時代を切り拓くアーティストとの交流の場づくりに注力しています。
URL: www.sakuranoki.co.jp

 

展示CG

展示CG

 

株式会社ギャラリー桜の木

ギャラリー桜の木は、国内外の今を生きるアーティストのアトリエから届く「プライマリー作品(美術界の一次流通作品)」に特化したギャラリーです。美の活力溢れるアーティスト作品を幅広いジャンルで紹介しています。銀座と軽井沢に画廊があり、うち銀座本店がこの春移転。開放感と素材感が印象的な空間に。2024年4月15日にグランドオープンいたします。
毎月、話題の作家たちと共創する企画展と、多彩な新着作品を紹介するコレコレ展とを交互に開催しています。文化芸術を愛するコレクターと時代を切り拓くアーティストとの交流の場づくりに注力しています。
URL: www.sakuranoki.co.jp

 

【株式会社ギャラリー桜の木」プレスリリースより

 

 

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