明治維新から150年  西郷隆盛と幕末三舟(勝海舟・高橋泥舟・山岡鉄舟)の書展  ~書より見た英雄の無心のはたらき~

西郷隆盛と幕末三舟の書展

 

2018年7月16日(月)~7月22日(日)
加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)
会期中無休/観覧無料/展示点数:約50点

 

加島美術(東京・京橋)では、2018年7月16日(月)~7月22日(日)にかけて「西郷隆盛と幕末三舟の書展 ~書より見た英雄の無心のはたらき~」を開催いたします。幕末三舟とは、勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟ら、その名に「舟」の字を持つ三人の能筆の総称です。本年は明治維新から150年の節目の年にあたります。この節目の年にあたって、西郷隆盛(南洲)と幕末三舟(勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟)の遺墨展を開催することとなりました。

加えて、本展示会の開催に伴いまして「幕末遺墨鑑定会」を発足しました。この「幕末遺墨鑑定会」では、勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟、徳川慶喜をはじめとした、幕末の作品の鑑定を行います。お手持ちの作品の真贋が知りたいなどのご相談も受け付けます。

 



■「西郷隆盛と幕末三舟の書展」のコンセプト

明治維新から150年を迎える本年、この節目の年とも言える年に、幕末に活躍した彼らの直筆に改めて向き合う機会を設けます。その意義は、時代の変革期の荒波を乗り越えた彼らの発するメッセージを、伝えることです。それらは、平成の時代の終わりを迎えようとしている私たちにとって、これから歩むべき方向を探る一助となるはずです。同時に、本展が維新に関係した先人たちの再評価に寄与できれば幸いです。

 

■本展の見どころ

西郷隆盛(南洲)と幕末三舟(勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟)、彼らは明治の世になり多くの書を揮毫しました。幕末の世を力強く生き抜き、日本の未来を切り拓いた彼らの、四人四様の書を見較べることに、本展の面白さがあります。「敬天愛人」の語に代表されるような天地への畏敬と慈愛の溢れる南洲の書、グローバルな視野に立った自由闊達な海舟の書、槍の理法をもってして志を貫いた泥舟の実直な書、自己陶冶に徹し剣術と禅を極めた篤実な鉄舟の書。書風の違いを楽しむことで、彼らのひととなりを感じることができます。

これらの作品が、明治維新150年という節目の年に、一堂に会する機会は大変貴重なものとなります。

 

【開催概要】

「西郷隆盛と幕末三舟の書展 ~書より見た英雄の無心のはたらき~」

日時   : 2018年7月16日(月)~2018年7月22日(日) 10時~18時 会期中無休

会場   : 加島美術

104-0031 東京都中央区京橋3-3-2

http://www.kashima-arts.co.jp/

地下鉄銀座線「京橋駅」出口3 徒歩1分

地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」出口7 徒歩2分

都営浅草線「宝町駅」A4 徒歩5分

JR「東京駅」八重洲南口 徒歩6分

電話番号 : 03-3276-0700

参加費  : 入場無料

作品点数 : 約50点

Webページ : http://www.kashima-arts.co.jp/events/sanshu/index.html

※近日公開予定

 

■「幕末遺墨鑑定会」について

勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟、徳川慶喜のほか、幕末の作品の鑑定を専門に行う鑑定会を発足いたします。有識者で構成される、初の幕末遺墨専門の鑑定会となります。株式会社加島美術が受付窓口となり、月に一回お持ち込みいただいた作品の鑑定会を行い、真作と鑑定された作品には、鑑定証書を発行いたします。鑑定会の収益金の一部は幕末作品の保存や修復に充てられます。

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