【7/6(土)より開催!パナソニック 汐留美術館】マイセン動物園展 報道内覧会レポート

2019年7月6日(土)より、東京新橋のパナソニック 汐留美術館にて、「マイセン動物園展」が開催されています。(9月23日(月・祝)まで)

先日、本展の報道内覧会が開催されましたので、今回は、そのレポートをお届けします。


マイセン動物園展について

マイセン磁器製作所

 



ドイツ東部、ザクセン州の州都、ドレスデンから、北西約30kmに位置する人口約3万人ほどの小さな町マイセン。
その小さな町で、ヨーロッパ初めての硬質磁器製造に成功し、1710年に、王立磁器製作所設立を宣言したマイセン磁器製作所。
製作所で作られる磁器は、「マイセン」という名前で世界的にも広く知られるものですが、本展覧会は、その動物に着目したものです。

マイセン動物園展は、

第 1 章 神話と寓話の中の動物
第 2 章 器に表された動物
第 3 章 アール・ヌーヴォーの動物
第 4 章 マックス・エッサーの動物
の全4章で、構成されています。

 

展覧会の見どころ

展覧会の見どころは3つあります。
1つ目は、磁器で知られるマイセンの中でも、動物にテーマを絞った作品が一堂に会する展覧会であること。
2つ目は、出品作品の約9割が初公開で、ほとんどの作品が個人蔵のため、次回公開未定の貴重な機会であること。
3つ目は、約120からなる出品作品の8割が彫像作品であること。
です。

本展覧会を通して、マイセンの動物彫像の造形力をご堪能いただけます。

 

展示作品紹介

《猿の楽団》 ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー、ペーター・ライニッケ 1820~1920年頃 個人蔵

マイセン動物園展では、人気のシリーズです。
猿が演奏している可愛らしさだけではなく、人間の愚かさも風刺している作品です。

 

スノーボール貼花装飾鳥付ジャグ 作者不詳 所有者不詳

自然の中で、自由にする鳥たちの様子。
透き通った声で囀(さえず)る鳥たちの声が会場内に響き渡るようです。
 

二匹のフレンチブルドッグ エーリッヒ・オスカー・ヘーゼル 1924 – 1934年頃

仲良く並ぶ2匹のフレンチドッグ。
その愛嬌ある表情に思わず癒されます。
 

カワウソ マックス・エッサー 1927年 個人蔵

澄んだ瞳で振り返るカワウソの様子が愛らしいです。
鼻の湿り気、髭の質感、爪の繊細さが精巧に表現されています。
また、体全体のぬめり感も伝わってくるようです。


まとめ

世界的に有名な磁器「マイセン」の動物に着目したマイセン動物園展。
「実際に展示されている作品を家に飾ってみたらどんな感じになるだろう?」と想像してみたら面白いと思います。

本展覧会は、お子さんにも楽しんでもらいたいとのことです。
作品を鑑賞する際に、「実際に展示されている動物達が部屋の中にいたらどんなだろう?」
と想像しながら鑑賞すると面白いかもしれません。
展覧会には、この他、様々な動物の作品が展示されています。
中には、個人収集家さんが、自分のお孫さんをビックリさせようと収集した、迫力ある動物のマスク(彫刻作品)も展示されています。こちらも見ものですよ。

展覧会場には、思わず欲しくなるグッズも充実しています。

開催概要

■展覧会名:マイセン動物園展
■会期:2019年7月6日(土)~ 9月23日(月・祝)
10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※8月2日(金)、9月6日(金)は夜間開館 午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
■休館日:水曜日、8月13日(火)~15日(木)
■会場:パナソニック汐留美術館
■料金:一般1,000円/65歳以上 900円/大学生 700円/中・高校生 500円/小学生以下 無料
※20名以上の団体は100円割引 ※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを要提示
■公式サイト: https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/19/190706/index.html

 

 

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