夜の銀座でひときわ存在感を放つ、新たな出会いを生み出す繁華街「銀座コリドー」のそばに、株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(三菱地所グループ)が運営するホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」が2022年11月16日にオープンしました。
“酔いしれる” をコンセプトにした多数のコンテンツを用意し、東京随一のナイトライフの提供を目指す同ホテル。さっそく取材させていただきましたので、客室、バー、レストランなど、ホテルの様子をご紹介します。
銀座でのナイトタイムを充実させるライフスタイルホテル
同社が展開する「ザ ロイヤルパーク キャンバス」シリーズは、従来の一般的なホテルサービスを提供するのではなく、顧客自身がキャンバスに絵を描くかのごとく、自ら必要なサービスを選択でき、心地よく過ごせる環境を提供するミレニアル世代向けのライフスタイルホテルです。
このたびオープンした「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」は、銀座エリアでは「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8」に続く2店目。
東京メトロ銀座駅から徒歩5分ほど。銀座コリドー街に面した賑わい溢れる立地にあり、周辺の観光スポットへのアクセスも良好です。
開発テーマについて、同ホテル施設商品企画部の大庭健吾さんは「訪日外国人の目的地としても人気の高い銀座、そして特徴のある繁華街のコリドー街におけるホテルを企画する際、 ナイトタイムエコノミーに焦点を当てた」と話します。
ナイトタイムエコノミーとは、午後6時から翌日午前6時までの夜間、娯楽施設や飲食店、イベントなどで行われるさまざまな消費・経済活動のこと。
訪日外国人へのアンケート調査で、日本は海外と比べて、観光で訪れた外国人が満足できるようなナイトタイムコンテンツが少ないという結果が出ていることに注目したという大庭さん。
そこで、銀座コリドー街というグルメやエンタメが集う繁華街に位置するホテルならではのおもてなしとして、お酒/音楽/光/色に”酔いしれる”ことをコンセプトにし、バーホッピング(飲み歩き)が楽しめることをはじめ、館内でも街に溶け込んだドラマティックなナイトライフ体験を提供するホテルを企画し、完成したのが同ホテルということでした。
タイプの異なる3軒のバー&シークレットバーで飲み歩きが楽しめる!
豊かなナイトライフを提供する同ホテルを象徴するものとして、まずは3軒のバーが挙げられます。
■PROSECCO BAR(プロセッコバー)
1階のエントランスを入ると、すぐ目の前にあるのが「PROSECCO BAR」。イタリアを代表するスパークリングワイン「プロセッコ」をはじめ、軽い飲み心地のスパークリングワインを多数用意しているとのこと。
気軽に立ち寄りやすい雰囲気で、新しいアペリティーボスタイル(昼夜問わない食前酒スタイル)で楽しむホテルのウェイティングバーであり、夜の銀座コリドーへ繰り出す際の待ち合わせスポットとしても活躍しそうです。
営業時間:11:00~23:00 (22:30 L.O.)
席数:6席+スタンディング
■CANVAS LOUNGE produced by P.C.M. (キャンバスラウンジ プロデュースド バイ ピーシーエム)
階段で2階に上がると、同ホテルのメインバーである「CANVAS LOUNGE produced by P.C.M.」があります。
丸の内の伝説のバー「P.C.M.(パブ・カーディナル・丸の内)」がプロデュースした、深夜まで豊富な種類のお酒を楽しめるキャッシュオンデリバリースタイルのスタンディングバーとのこと。オリジナルカクテルをはじめとしたドリンク類や、「イタリアン グルメ スライス ピッツァ」やイタリアンスイーツなど手軽に楽しめるフードが用意されています。
こちらの魅力はなんといっても、サウンドプロデューサー LAVAを中心としたDJチームが月~土の毎晩、深夜まで繰り広げるDJライブです!
ラウンジ全体を“酔いしれる”ような音と光と映像のミックスで盛り上げ、お酒や人との出会いを演出。開放的なテラスも備わっていたので、銀座コリドーを眺めながらゆっくりと語り合うのもすてきですね。
営業時間:(月~土)11:00~28:00(ドリンク 27:00 L.O.)、(日・祝)11:00~22:00(ドリンク 21:00 L.O.)
席数:16席(ソファ)/ 6席(テラス)
【DJライブ概要】
開催日時:(月)~(土)20:00~ 毎夜開催 ※曜日により開催時間は変更になる場合があります。
出演:DJ LAVA 他 ※開催内容は変更になる場合があります。最新情報はHPをご覧ください。
■OMIKI BAR(オミキバー)
2階をさらに奥へと進むと、暖簾で隠されたレコードが流れる和酒専門バー「OMIKI BAR」があり、一転して和を感じる空間が広がります。GINZA SIXから酒文化を発信している「IMADEYA GINZA」がプロデュースした、四季に合わせた珍しい日本酒や焼酎、おつまみとのペアリングが楽しめるとのこと。
こちらでは、「GINZA RECORDS & AUDIO」がセレクトしたアナログレコードから流れる音楽を聴くことができます。キャンバスラウンジの華やかな音や光に疲れたら、「OMIKI BAR」でゆっくり飲みなおし、なんて利用方法もいいかもしれません。
営業時間:(月~土)17:00~28:00(ドリンク 27:00 L.O.)、(日・祝)17:00~22:00(ドリンク 21:00 L.O.)
席数:20席
■ Champagne Bar Room312 by LILI LA YULI(シャンパーニュバー ルーム312 プロデュースド バイ リリ・ラ・ユリ)
さらに、この3軒以外にも招待制(会員制)のシークレットバーがあることが明らかに!
2階のフロントでカードキーを受け取り、エレベーターで3階へ。他の客室と一見何の変わりもない312号室の扉を開けると、食空間のトータルコーディネーターとしても活躍する渡辺ゆり子さんの世界観に包まれた、シックな色彩で統一されたプライベート空間が広がっています。
まさに隠れ家という言葉がぴったり!
メゾンの頭文字をアルファベット順にAからZまで、グラスシャンパーニュを毎晩変えて提供するシャンパーニュ・リレーというおしゃれな愉しみ方も。本来ならボトルでしか飲むことができないワインや、小規模自家栽培&醸造家にも巡り合うことができるということで、ワイン好きにはたまりませんね。
部屋全体が、気持ちが落ち着くようないい香りに包まれていました。ここで渡辺さんセレクトの極上のシャンパーニュを傾けたなら、最高の気分で一日を終えられそうです。
※原則、紹介者のみ利用可能
営業時間:(月~土)18:00~24:00(23:30 L.O.) (日・祝)18:00~22:00(21:30 L.O.)
席数:15席
料金:チャージおひとり1,000円、グラスシャンパーニュ 2,000円~ ボトルシャンパーニュ 12,000円~ (税込)
※ソファ席の利用に関しては、ボトルオーダーのみ
客室にはプロジェクターと高音質スピーカー、バスオーディオを完備
銀座コリドーの魅力さながらに、バーホッピングでさまざまなお酒との出会いを楽しんだあとも、同ホテルの”酔いしれる”おもてなしは客室まで続きます。
客室は約23~60平米の全161室。ダブル(キング)が107室、ツインが54室あり、そのうちトリプル対応可能な部屋も10室用意されています。
2階のキャンバスラウンジの右側にフロントがありますので、チェックインはそちらで対応します。一部のアメニティはカウンターにまとめられていて、各自で必要なものをチョイスするスタイル。
バスタオル/フェイスタオル/シャンプー/コンディショナー/ボディソープ/フェイス&ハンドソープ/スリッパ/パジャマ(セパレートタイプ)/消臭スプレー/靴べら/シュークロス/ミネラルウォーター
■フロントにあるアメニティ
スキンケアセット(クレンジング 洗顔フォーム 化粧水 乳液)/フェイスパック/コットン/綿棒/ヘアブラシ/ヘアゴム/歯ブラシ/かみそり/シャワーキャップ/ボディタオル/コーヒー/紅茶/煎茶
ホテルの外観もそうですが、エレベーターや客室フロアなど、ホテル全体を通してお酒をモチーフにしたデザインになっていることがわかりました。
客室フロアは3階~13階まで。デザインは大きく3種類にわかれ、それぞれ「プロセッコ」「オミキ」「キャンバス」タイプと名付けられています。
「PROSECCO-プロセッコタイプ」 (3階~7階)は、スパークリングワインを注ぐ瞬間をモチーフとしたデザインで、ゴールドを基調としています。小物やアート作品に遊び心があり、シンプルながら心が華やぐ客室です。
「OMIKI-オミキタイプ」(8階~13階)は、リラクゼーションを追求した客室。全体的に渋めの色彩で、行灯や小上がりが設置された和の雰囲気漂う空間でした。銀座の喧噪を忘れ、落ち着いた時間を過ごすことができそうです。
3タイプの中でもっとも広くて豪華な「CANVAS-キャンバスタイプ」(4階~13階)は、気分に合わせた色が楽しめるフルカラー照明や、カクテルをモチーフとした壁面アートなど、多彩な色と光の体験ができるラグジュアリーな客室です。
同ホテルの客室の最大の特徴は、全部屋にプロジェクターと高音質スピーカー(パナソニックグループの高級オーディオブランド「Technics」のプレミアムクラスワイヤレススピーカー「OTTAVA」シリーズ)が完備されていること!
ホテルのバーで楽しんだ後は、客室で備え付けのワイングラスやシャンパングラスに好みのお酒を用意して、お気に入りの動画を大画面で、臨場感のある音に酔いしれながら再生する……とても贅沢なリラックスタイムが演出できますね。女子会などでも盛り上がりそうです!
なお、プロジェクターの映像は「キャンバスタイプ」ではスクリーンに、そのほかの客室では壁に映す形になります。日が高い時間帯は、部屋によっては日の光でやや映像が見えづらかったのですが、滞在は夜がメインでしょうから実際はあまり気にならないかなと感じました。
また、基本的に映像はベッドの正面に映し出されますが、一部の客室ではベッドから見て斜めだったりするので、気になる方はプロジェクターの位置もチェックしつつ客室を選ぶとよさそうです。
実際にベッドに座らせていただきましたが、柔らかいですが過剰に沈み込むようなタイプではなかったので、横になりながらの動画鑑賞も快適そうでしたよ。
自分のスマホを使ってプロジェクターで動画を再生する際、必要なケーブルなどはホテルで借りられます。また、ほとんどの客室にはテレビがありませんが、地上波を視聴したい場合はフロントからチューナーが借りられるそうです。
さらに、すべてのバスルーム&シャワールームにもシーリングバスオーディオが採用されています。なんと、ラウンジのDJライブが迫力のサラウンドそのまま客室でもバスルームでもリアルタイムで楽しめるとのこと!
宿泊プランは素泊まりのほか、朝食付きプランや、同ホテルの各バーにて1杯ずつお酒が飲めるチケット付きのバーホッピングプランなどユニークなものも。
気になる宿泊料金は、宿泊するタイミングやプランによって大きく異なりますが、たとえば1泊2名1室の素泊まりですと、1人当たり税込で1万円を切るプランもあるようです。
2023年3月31日(金)までは開業記念プランで非常にお得に宿泊できますので、ぜひチェックしてみては。
朝からスパークリングワインが飲み放題!?
1階にあるカジュアルな雰囲気のレストラン「イル カルディナーレ 銀座コリドー店 クッチーナ イタリアーナ」も見逃せません。
本場さながらのトラットリアで、ここではトスカーナ料理を中心にとしたイタリアの郷土料理を楽しめます。イチオシメニューはTボーンステーキ「ビステッカ アッラ フィオレンティーナ」とのこと。
朝食付きプランで宿泊した場合は、こちらのレストランでイタリアンブレックファストが提供されます。リゾットやズッパ(スープ)、自家製フォカッチャなど、好みに合わせてチョイスしていけるそうですが、特に要チェックなのは、ドリンクにイタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」の飲み放題が付いてくる点!
朝までお酒づくしの贅沢な時間を過ごせますので、朝食付きプランは非常におすすめとのことでした。
天気が悪くなければ、道路に面したガラス扉を開放するそうなので、季節の風を感じながら食事を楽しめますね。
営業時間:朝食/07:00~10:00 (09:30 L.O.)、ランチ/11:00~15:00(14:30 L.O.)、ディナー/17:00~23:00(コース 21:30 L.O. FOOD 22:00 L.O. ドリンク 22:30 L.O.)
席数:52席
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1階のエントランスから2階に続く螺旋階段も美しいので、ぜひご注目ください。
ワインをグラスに注いだときの曲線を意識したデザインにしたとのことで、壁面には「イノセンス」名付けられた、お酒の女神オエノ像を描いたアートも。
さらに、2023年1月からは、新たな自分との出会いや発見をテーマにした「朝活」プランを提供予定とのこと。
専門の講師を招き、1日のルーティンの作り方や、メンタルトレーニングといった自己啓発的なものから、ファッションコーディネートのコツ、自分磨きをテーマにしたものなど、多様な朝活を現在調整中ということでした。
ナイトライフを充実させるだけでは終わらないプラスαがうれしいところ。正式発表が待ち遠しいですね。
“酔いしれる”夜を演出しながら、これまでにない新しいナイトライフを提供するホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」。銀座周辺で宿泊施設をお探しの際は、ぜひ候補に入れてみてください。
詳細はホテル公式HPまで。
「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」施設概要
所在地 | 東京都中央区銀座6-2-11 |
施設構成 | 客室(161室)、レストラン(1ヶ所)、バー&ラウンジ(3ヶ所) |
敷地面積 | 701.45平米(212.19坪) |
ホテル延床面積 | 約7,304平米(約2,209坪) |
構造・規模 | 鉄骨造、地上13階、地下1階 |
アクセス | 東京メトロ「銀座駅」 「日比谷駅」「有楽町駅」より徒歩約5分 JR「新橋駅」「有楽町駅」より徒歩約6分 |
ホテル公式HP | https://www.royalparkhotels.co.jp/canvas/ginzacorridor/ |
※本記事の内容は2022年11月14日時点のものです。最新情報と異なる場合がありますので、詳細は公式HP等をご確認ください。
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