【会場レポ】ちいかわの作者・初の原画展「ナガノ展」が松屋銀座で開幕。原画200点以上、ファン必見の裏設定も!?

 

2022年12月7日(水)~12月25日(日)まで、松屋銀座 8階イベントスクエアでは「ナガノ展~ちいかわ、ナガノのくま、ナガノ作品の原画が大集合!~」が開催されています。

オープン直前に開催されたプレス内覧会を取材しましたので、実際に展示を見た感想を交えつつ会場の様子をレポートします!

 

「ナガノ展」会場前の様子

「ナガノ展」会場入口

 

「ナガノ展」では著者本人が厳選した貴重な原画を200点以上展示!

 

2022年より「めざましテレビ」内でアニメ化、「日本キャラクター大賞2022」ではグランプリを受賞するなど、人気が留まることを知らない漫画作品『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』の著者として知られる、イラストレーター/漫画家のナガノさん。

 

展示風景、ナガノさんの紹介

 

本展はナガノさん初の原画展で、『ちいかわ』やイラストエッセイ『MOGUMOGU食べ歩きくま』など、ナガノ作品の貴重な原画200点以上に加え、下描きやラフスケッチも展示。ナガノワールドに没入できるような本展オリジナルのフォトスポットも用意されていおり、ファンにはたまらない空間になっています。

 

展示は3章構成です。

「第1章 ちいかわと仲間たち」は、「こういう風になってくらしたい」というナガノさんの願いを込めて生まれた“なんか小さくてかわいいやつ”ことちいかわや、ハチワレ、うさぎ、鎧さん、たまに出てくるこわいやつらなど、『ちいかわ』の物語を彩るキャラクターたちのエピソードを取り上げています。

 

「第1章 ちいかわと仲間たち」展示風景

 

「第2章 くまの食べ歩き」は、『MOGUMOGU 食べ歩きくま』や『くまのむちゃうま日記』など、ナガノさんのアバターであるくまが登場するグルメ系イラストエッセイを特集。

「第3章 くまと仲間たち」は、物語の登場キャラクターとしてのくまや、パグさん、もぐらコロッケをメインとした、ナガノワールドのエッセンスがとくに濃い、愛らしくも不条理な一連の作品の原画を展示しています。



 

「第3章 くまと仲間たち」展示風景

 

主に、自身のTwitterアカウントでイラストや漫画を発表しているナガノさん。作品はすべてデジタルで制作していると誤解されている方もいるかと思いますが、実は原稿のほとんどは紙にペンで描いているそう。そのアナログ原画をスキャンして、デジタルで清書・着色しているとのことでした。

会場では、もとのアナログらしい柔らかな線画や繊細なタッチを間近で鑑賞できます。

 

展示風景、「スフィンクス」原画

 

Twitterに投稿した作品の原画に関しては、展示の下部にTwitterの投稿へ移動するQRコードが設置されているので、その場で完成作品を確認することが可能です。せっかくなので、原画からどのように完成作品に至ったのか、その変化を追うのも発見が多そう。

上の原画はハチワレ初登場のエピソードを描いたものですが、なにやら漫画の前半部分のハチワレに違和感が……? 実は、描き始めの段階ではデザインが決定していなかったそうで、ハチワレにヒゲがあるんです! 常に眉間にシワを寄せているなど、かなり現在のハチワレとは印象が異なりますね。

 

展示風景、「もぐらコロッケの苦闘」原画

 

ゆるふわな外見にもかかわらず、時に重く、生々しく、複雑な感情が入り混じった迫真の表情を浮かべるのも、ナガノさんが描くキャラクターの魅力のひとつ。

上の原画は、好奇心で食べてしまったコロッケのおいしさが忘れられないもぐらコロッケが、葛藤しながらついに同族を食べようとするショッキングなエピソードを描いたもの。

もぐらコロッケの目つきがあまりに恐ろしく、完成作品がTwitterで投稿された際は読者からの悲鳴が続出していました。これだけシンプルなデザインのキャラクターであり、一切のセリフがないにもかかわらず、雄弁に感情を伝える表情が仕上がっているのには驚かされるばかり。原画は完成作品と比べて余白が多く、色の情報もないぶん、純粋な線画と構図の巧みさがよりはっきりと感じられます。

 

展示風景、『MOGUMOGU食べ歩きくま』の原画

 

『MOGUMOGU食べ歩きくま』の原画に関してはカラーもすべてアナログ。コピックのやさしいタッチは、見ているだけで心も温まるようです。

ナガノさんの作品は基本的に文字が手書きであることが特徴ですが、『MOGUMOGU食べ歩きくま』の原画展示では、普段あまり意識することのなかったナガノさんの手書き文字の良さもあたらめて実感。とくにナガノさんが使う、妙に記憶に残る独特の擬音(カレーを食べて「メチメチ」、おもちを食べて「もたもた」)と手書き文字とは切っても切り離せない関係であると確信するほどマッチしています。作品の雰囲気づくりに欠かせない存在ですね。

もしも定型のフォントで文字入れされていたら、作品の印象もずいぶん違っていたのかな、などと考えます。

 

展示風景、スケッチブック

 

そのほか会場では、ナガノさんがぜひ本展で来場者に見せたいとチョイスした未公開漫画の原画(ちいかわたちがスケートを楽しむ話など)や、LINEスタンプのイラスト原稿、カフェメニューのデザイン案、スケッチブック、さらにはイラストや漫画の描き方を紹介する動画など、見逃せない展示が盛りだくさんでした。

 

直筆コメントでは衝撃の事実が発覚……!?

 

展示風景、原画の横にある小さなブルーのパネルが直筆コメント

 

先ほどからちらちら画像に写り込んでいましたが、本展で注目してほしいのは、一部原画に添えられていたナガノさんの直筆コメント。ナガノさんがキャラクターを描くときのポイントや制作秘話など、ファンならぜひ知りたいだろう小ネタが大量に投入されています。

 

展示風景、直筆コメント

 

直筆コメントで筆者が一番驚いたのは「ハチワレは猫ではない」という情報。思わず「エッ!?」と声が出てしまいました。

 

展示風景、直筆コメント

展示風景、直筆コメント

展示風景、直筆コメント

 

また、不思議な杖を使ったせいで、ハチワレとうさぎが巨大な化け物に変身してしまうエピソードがありますが、その原画の横には、作中で明かされなかった化け物になった二人の全身画が直筆コメントとして描き下ろされていました。衝撃を受けること間違いなしです。

 

 

「郎」のフォトスポットでは、ちいかわたちに囲まれてラーメンを食べるショットも撮影OK

 

「早インパラ」のフォトスポット

 

フォトスポットや立体展示も力が入っています。

すべて本展オリジナルで制作されたもので、特に人気を集めそうだと感じたのは、ちいかわたちが作中で利用しているラーメン店「郎」をモチーフにしたかわいいフォトスポット。

 

「郎」のフォトスポット

 

「郎」のフォトスポット

 

ラーメンもまるで本物のようなリアルさ。ご覧のようにうさぎの左右の席が空いていますので、来場者がここに座り、ちいかわたちと一緒にラーメンを食べているように撮影することもできますよ。

 

ベンチに座れるフォトスポット

 

くま&パグさんの仲良しコンビと、もぐらコロッケがベンチに座っているフォトスポットも愛らしく、キャラクターの間に挟まりたくなること必至。フォトスポットの横には、中華まんやたこ焼き、カレーなど小道具の用意も。自由に使って撮影OKとのことでした。

 

ヘビの置物の立体展示

 

廃墟の旅館を舞台にした、『ちいかわ』作中屈指のホラー回で登場したヘビの置物の奥には、”あの”石の欠片が……!

このほか、大勢のもぐらコロッケが壁に並んだフォトスポット(ナガノさんのサイン入り)や、「来場者へのサプライズにしたい」ということで記事の掲載NGになった、とある人気キャラクターの巨大な立体展示もあり……。充実の内容でしたので、記念撮影の場所には困らないでしょう。

 

報酬コーナー ※横にいるのはプレス内覧会を案内してくれたナガノのくま

 

会場の出口には「報酬コーナー」が設けられていました。鎧さんから報酬カード(書き下ろし全6種の中から1種ランダム)を受け取ることができます。その先のグッズ売り場では、展覧会記念グッズが多数展開されていましたので、気になる方はぜひ公式サイトでご確認ください。

 

ナガノ作品の魅力にあらためて触れられる展覧会「ナガノ展~ちいかわ、ナガノのくま、ナガノ作品の原画が大集合!~」の開催は2022年12月25日(日)まで。

残念ながら松屋銀座会場は日時指定券が完売していますが、会期終了後は大阪、札幌、京都、仙台、名古屋等、全国巡回予定となっていますので要チェックです。
 

 

「ナガノ展~ちいかわ、ナガノのくま、ナガノ作品の原画が大集合!~」概要

会場 松屋銀座 8階イベントスクエア
東京都中央区銀座 3-6-1
03-3567-1211(松屋大代表)
会期 2022年12月7日(水)~12月25日(日)

※全日日時指定制となっております。
※コロナ感染症拡大の状況により営業日・開場時間は変更になる可能性があります。
※混雑の際は、お待ちいただく場合や整理券を配布する場合があります。

開場時間 午前10時~午後8時

※12月11日(日)は午後7時30分閉場
※12月17日(土)、22日(木)~24日(土)は午後8時30分閉場
※最終日は午後5時閉場
※入場は閉場の30分前まで

入場料: 一般 1,200円(1,000円)、高校生 1,000円(800円)、小中学生 800円(600円)

※( )内は前売料金
※チケット情報、グッズ情報の詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください。

主催 「ナガノ展」実行委員会
特別協力 株式会社スパイラルキュート
展覧会公式サイト https://nagano-ten.jp/
展覧会公式 Twitter @nagano_ten

 

※本記事の内容はプレス内覧会(2022年12月7日)時点のものです。最新情報と異なる場合がありますので、詳細は公式サイト等をご確認ください。

 

 

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