【体験レポ】「東京クリスマスマーケット2021 in 日比谷公園」でイルミネーションを堪能!出店グルメや雑貨、混雑状況も紹介

 

2021年12月10日(金)~25日(土)までの16日間、東京・日比谷では「東京クリスマスマーケット2021 in日比谷公園」が開催中です。

食欲を刺激する香ばしい匂いのソーセージにグリューワイン(ホットワイン)。見るのも楽しい手作りのクリスマスオーナメント。会場を沸かせるライブパフォーマンス。そしてロマンチックなクリスマスツリーやイルミネーションが楽しめる本イベントに遊びに行ってきましたので、体験レポートとともに会場の様子やおすすめ情報をご紹介します。

これからイベントに行かれる方、会場の雰囲気が知りたいという方はぜひ参考にしてください。

 

エントランスゲート。入場は事前予約・時間指定制です。

 

クリスマス気分を盛り上げるイルミネーションを堪能

 

中世から続く伝統的なお祭りであるクリスマスマーケット。一般的には12月25日のクリスマスの前4週間、アドヴェント(待降節)の期間に開かれる催しです。発祥地・ドイツからヨーロッパ各地に広まり、現在ではここ日本でも開催されるようになりました。

広場に美しく飾られた「ヒュッテ」と呼ばれる木製の小屋が並び、クリスマス飾りやお菓子、その土地の名産品などが販売される、寒い冬を暖かく彩るドイツの冬になくてはならないイベントなのだそう。

 

会場の様子

会場の様子

 

今年で7回目を迎える「東京クリスマスマーケット」でも、会場となる日比谷公園の噴水広場に、本場ドイツに倣う形で華やかに装飾されたヒュッテ (飲食16店舗、雑貨11店舗)が並んでいました。

筆者が訪れたのは月曜日の17~19時ごろ。屋根のイルミネーションのデザインはすべて異なるようでした。日中はどうかわかりませんが、夜はイルミネーションの輝きでとても華やかな雰囲気に。

 

クリスマスピラミッド

 

会場内で一番目を引くのはなんといっても、クリスマス・オーナメントの本場、ドイツ・ザイフェン村からやってきたという高さ14Mのクリスマスピラミッド。マーケットのシンボル的存在で、6段のピラミッドではサンタや雪だるまなど、異なるモチーフの木工人形がくるくる回っていました。ライトアップされると日比谷の夜景に映えますねー。

 

もちろん、ピラミッドだけではなくクリスマスツリーもばっちり仕上がっています。

特に力が入っていたイルミネーションはチョコレートブランド「Lindt」のもの。ヒュッテの装飾だけでなくツリーや星のオブジェもあって豪華~!

 

映えるのはイルミネーションだけじゃない。クリスマスリースの展示やクリッペも見逃さずに!

 

そのほかにも、会場には見どころや思わず写真を撮りたくなる映えるスポットがたくさん。



会場マップ(提供画像)/ 入場時にマップや店舗紹介が載ったチラシが配られます。

 

エントランスゲートから入って左手奥のほうへ歩くと、「森のテラス席」や遊具の「ゴーゴートーマス」がある細長いエリアへ行くための階段がひっそりと設置されているのですが、この先にベストフラワーアレンジメントとのコラボ企画としてたくさんのクリスマスリースが展示されていました。

 

クリスマスリースだらけ。壮観です。

 

すてきすぎる~! きちんと数えていませんが100個くらい飾ってあったように思います。

Instagramにお気に入りのリースの写真をアップすると、そのリースと似たデザインのミニリースが抽選でプレゼントされるという注目の企画も。欲しい方はぜひ会場で詳細をチェック。

 

クリスマスリースの展示の向かい側には、キリストの生誕シーンを再現した粘土の“クリッペ”の大型ジオラマが置かれていました。

 

階段で仕切られ、ちょっと入り口が分かりづらいせいでしょうか? あまりこのエリアに人気がなかったのでもったいないなと感じました。(そのぶんゆっくり楽しめたのでラッキーですが)

また、会場内には友達同士やカップルで撮りたくなるフォトスポットがいくつもあるので、ぜひ探してみてくださいね。

 

記念になりそうなフォトスポットが各所に。

 

 

寒空の下のクリスマスマーケットではホットチョコレートやグリューワインが大活躍!

 

さて、クリスマスマーケットに来たらイルミネーションや装飾を堪能するだけでなく、もちろんクリスマスマーケットならではのグルメを楽しまなきゃですよね。

 

ドリンクの注文ルール。マグカップのある・なしで値段が違います。

 

会場でドリンクを楽しむには写真のように、1杯目にドリンク代+容器代を払い、2杯目からはドリンク代だけ払って手持ちの容器に入れてもらう形になります。(会場には水洗い場がありましたので、味が混ざる心配はないです)

ただ、本イベントでは入場特典としてエントランスゲートでマグカップが1個もらえるので、そちらを使用するのなら1杯目のマグカップ代は不要です。

 

ホットドリンクとセットになっているマグカップはこんな感じ。入場時にもらえるマグカップとカラー違いです。

 

今回、筆者のお目当てはチョコレートブランド「Lindt(リンツ)」のドリンク。濃厚なチョコレートの味わいが寒い冬にぴったりだという「クリスマス メルティ ホットショコラドリンク」を楽しみにしていたのですが、まさかの売り切れ……!

 

これが飲みたかった……!(提供画像)

 

人込みを避けるために月曜日に来ましたが、もしかして土日の間にたくさん売れてしまったのかも? もちろんそのうち補充されるのでしょうが、よくよく会場を見回しているとドリンクなりフードなりがちょこちょこ売り切れていたので、買えたらラッキー!くらいの気持ちで参加するのがいいかもしれません。

気持ちを切り替え、クリスマスマーケットらしい飲み物が飲みたい!ということでグリューワインを購入。グリューワインはハチミツやシナモン、ベリーなどを加えたホットワインのことで、本場ドイツではもちろん、東京クリスマスマーケットで定番カクテルとなっているそう。

 

白ワイン赤ワイン、たくさんの種類のグリューワインが売られていました。

「ERDINGER」さんで買った「いちごぎゅうぎゅう赤のグリューワイン」(単品税込700円)。酸味と甘みのバランスがよくておいしい! 大きい果肉がゴロッと入っているので小腹も満たせて◎

 

この日は風が強く、少し歩いただけであっという間に全身が冷え冷え状態になったこともあり、グリューワインやホットチョコレートが特に人気を集めていた様子。もちろん冷たいビールも販売されているので、本場ドイツの気分を味わいたい方はソーセージと一緒にどうぞ♪

 

「CURRYWURST2020」さんの「ソーセージプレートS(7種盛り)」(税込1,000円)はかんだ瞬間に皮がプチッとはじけ、肉汁がたっぷりで食べごたえ抜群! 一つ一つが大きめなので、1皿でかなりお腹いっぱいになりました。

 

提供されているのはドイツ風カツレツ「シュニッツェル」や煮込み料理の「グラーシュ」、ポテト揚げなどドイツらしい料理が多いですが、ほかにもピザやパスタ、クレープ、ガレット、スープなどバラエティに富んだメニューがそろっていました。

 

メニューの一例

 

ブッシュドノエルなどのスイーツを売るお店もいくつかありますが、注目はドイツ直輸入のお菓子を販売する「Doitsu Center(ドイツセンター)」さんで。ドライフルーツやナッツを練り込んだケーキ「シュトーレン」や、ハチミツやスパイスを加えたクッキー「レープクーヘン」など、ドイツの伝統的スイーツが購入できます。

 

「Doitsu Center」さん。上部にぶら下がっているアイシングで文字を入れた大きなハート型のモノ、変わったオーナメントかと思ったらレープクーヘンでした。

おいしそうなお菓子ばっかり。全部買って帰りたい……。

 

その場で食べてもよし。お土産にしてもよし。ぜひ足を運んでほしいお店です。

 

 

食事をとるときは「森のテラス席」が穴場かも!

 

 

写真のとおり、入場制限がかけられていてもこの混雑ぶり。ゆったり歩いて雰囲気に浸る、ではなくワイワイと賑やかに、この混雑も楽しむ姿勢で臨むべきイベントといえます。

会場のイートインスペースとしては、噴水横のテント席や店舗の間のスペースにあるスタンドなどがありますが、こちらもかなりの込み具合で空いている場所を探すのにひと苦労でした。

 

空きを待つ状態のテント席。

 

もっといい場所はないかなーと探してみると、穴場っぽい場所を発見!

 

「森のテラス席」

 

先ほど紹介したクリスマスリースの展示があるエリアです。ここには「森のテラス席」と名付けられたテーブル席があって、そこそこスペースに余裕があるようでした。風よけのビニールがあるのもポイント高いです。

 

奥側の「森のテラス席」

 

奥に行くとさらにテーブル席があったのですが、こちらはスカスカでびっくり。料理を販売する店舗からはちょっと歩きますが、落ち着いて食べたいとき、席が見つからないときにはこちらをおすすめします。

ちなみにですが、東京クリスマスマーケットに訪れる際は汚れてもいい服を着ておくのが無難かもしれません。皆さんこれだけの混雑のなか、ソーセージの皿なりドリンクなりを持って移動しているので、あちこちで「人とぶつかってケチャップが服に付いた」「こぼしちゃった」などの声が聞こえてきました。できればウェットティッシュも持参するのがベター!

 

お土産には「おもちゃの村」の木工芸品をどうぞ

 

「Seiffen」さん

 

東京クリスマスマーケットには見ているだけで楽しいさまざまな雑貨店が出店していますが、お土産探しで絶対に外せないのは「Seiffen(ザイフェン)」さん。

 

たくさんのクリスマスグッズがズラリ。

 

先ほど登場したクリスマスピラミッドを制作したドイツ・ザイフェン村は木のおもちゃ作りで有名な土地。そのザイフェン村の工房から、木製のクリスマスオーナメントや煙出し人形、くるみ割り人形、クリスマスピラミッドなど、木のぬくもりを感じるかわいいアイテムが数多く会場に届いています。

商品のほとんどがハンドメイドということで、人形の顔もそれぞれ微妙に違っているのが心をくすぐるポイント。人とはちょっと違うクリスマス装飾を探しているのなら特におすすめです♪

 

胴体部分の空間にある皿でお香をたくと口から煙が出てパイプを吸っているように見える「煙出し人形」

くるみ割り人形も種類豊富。眺めているだけで癒されます。

 

プレゼントにぴったりなものだと、ティーブランド「DEMMERS THEEHAUS(デンメアティーハウス)」さんの紅茶缶やクッキー缶、 「STEAMCREAM(スチームクリーム)」さんの全身保湿クリームはクリスマス風デザインの商品があって特に目を引きました。スノードームやキャンドルなどの定番商品も各所に並んでいましたので、ぜひチェックしてみてください。

 

「DEMMERS THEEHAUS」さんの紅茶缶

 

日替わりのライブパフォーマンスにも注目

 

 

シンガーソングライター・田村奈美さんのパフォーマンスステージ

 

東京クリスマスマーケットのステージでは「Sunnyside Gospel Club」「フェスティバル・カペレ」、「甘党男子」「特撮Boyz」といったゴスペルグループやエンターテイメントユニットが日替わりで歌やパフォーマンスを行い、会場を盛り上げます。出演スケジュールは公式サイトに載っていますよ。

出演スケジュールを確認すると、連日登場するグループもあれば1日しか出演しないアーティストもいるようです。素敵な歌声を披露してくださったシンガーソングライター・田村奈美さんのステージはこの日だけだったようで得した気分♪

 

大勢の人で賑わっている、東京・日比谷で開催中の「東京クリスマスマーケット2021 in 日比谷公園」。飲食が発生するイベントは新型コロナウイルス感染症の心配がありますが、正直、感染対策が行き届いていないんじゃないかなーと感じる部分もちらほらあったので(食事スペースにアクリル板はほしい……!)、それは会期後半の対応に期待したいところです。

 

 

「東京クリスマスマーケット2021 in 日比谷公園」開催概要

開催場所 日比谷公園 噴水広場
(東京都千代田区日比谷公園1-6)
開催期間 2021年12月10日(金)~25日(土) ※雨天時も開催(荒天時は中止になる可能性あり)
11:00~22:00(L.O21:30) ※初日のみ16:00~22:00
入場料 大人(中学生以上) 1,000円オリジナルマグカップ付き
小人(小学生以上) 500円(入場料のみ)
5歳以下無料
主催 東京クリスマスマーケット実行委員会
後援 在日ドイツ連邦共和国大使館/ドイツ連邦共和国大使館/東京都/ドイツ観光局/バイエルン州駐日代表部/ザクセン州観光局/ザイフェン村
電話番号 03-5224-6239
公式サイト https://tokyochristmas.net/

 

 

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